ドローンどんと来い!

空撮とかをしてるスカイアイジャパンのブログです。ドローンに関することを発信します。たまに営業もします。HP https://www.skyeye-japan.jp。撮影・記事執筆・講習のご依頼はこちらからskyeye.japanアットgmail.com(アットを@に変えてください)

Googleマップのオフラインダウンロードはドローン愛好家にとって待ちわびた機能である理由

こんにちは!スカイアイジャパンの今井です。

 前の話になりますがGoogleが今年(2019年)の3月にゼンリンとの提携を終了し、独自のマップを展開しましたね。

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終了直後はGoogleマップが劣化したとか色々とありましたが、個人的にドローンオペレーターとしてはかなり嬉しいニュースでした。

それはオフラインダウンロードができる様になるからです。

Googleマップは海外では「オフラインダウンロード」ができるのですが、日本版はできません。これはGoogleが日本のマップを作成する際にゼンリンとの契約で「オフライン」ダウンロードはしない、という契約があったと言われています。

真偽のほどは不明ですが、どちらにせよ契約終了と同時にオフラインダウンロードに対応するというのは、ドローンオペレーターにとって青天の霹靂でした。

 

Googleマップのオフラインダウンロードは待ちわびた機能

まずは2019年11月の時点でAndroidのみですが、iOSも時間の問題の様です。

www.itmedia.co.jp

 

では本題ですが、なぜGoogleマップのオフラインダウンロードが待ちわびた機能なのでしょうか?

これは電波が届かないところで作業するときに、事前に対処できるからです。業務の関係で私は山に登ってドローンで撮影することも多いのですが、この時4Gなどの電波が届かいなことが大半です。

その場合に事前にダウンロードしておけば、「マップが見れない」という最悪の自体を免れます。

オフラインダウンロードができるMapBoxというアプリも機種によっては入っていましたが、どうにも使い勝手が悪いので(ダウンロードしても表示されない)このオフラインダウンロードはそうとう嬉しい機能です。

GS Proもオフラインダウンロードになってくれるともっと嬉しいのですが・・・

 

というわけで、今後はもっと使い勝手がよくなっていくでしょう。期待ですね。

 

クリスタルスカイモニター DJI GO4,DJI Pilotのファームウェアアップデートの方法

こんにちは!スカイアイジャパンの今井です。この記事では分かりづらいDJI製クリスタルスカイのファームウェアのアップデートの方法を解説します。

クリスタルスカイのアップデートは気まぐれ

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なぜこの記事を書こうとしたのか、というと

  1. アップデートの告知を自動でしてくれる時とそうでない時がある
  2. 手動アップデートの方法がわかりにくい

と、私自身が困っていたからで皆さまの転ばぬ先の杖になれたらと思ったからです。

クリスタルスカイモニターには3つアップデートする項目がある

クリスタルスカイモニターのOSはAndroidベースですが、

  1. DJI Go4のファームウェア
  2. DJI Pilotのファームウェア
  3. クリスタルスカイモニターそのもののシステムファームウェア

の3つがあります。※DJI Goはあまりに古いので無いものとします。

この3つが別々のタイミングでアップデートされます。

スマホなどはアプリケーションのアップデートがあるとバッジで知らせてくれますが、クリスタルスカイに関してはバッジの機能はないです。

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こういうのね

しかもアップデートをするかどうか聞いてくることがあったりなかったりで非常に気まぐれ。なので定期的に自分で確認する必要があります

1.DJI GO4のファームウェアアップデート

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DJI GO4を起動します。すると下記の画面になります。

①「Me」を選択 

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②「設定」を選択

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③「アップデートするために確認してください。」を選択

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もしこれでアップデートがあればアップデートの画面に切り替わります。

※冒頭で説明した通り、2019年4月からアップデートがないのでアップデートの通知の時の画面がありません。もし新たにアップデートがあれば追記しますね。

2.DJI Pilotのアップデート

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アップデートを自動で検知した場合

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うまくアップデートを自動で検知できた場合、DJI Pilotを立ち上げた瞬間にこの様な画面になるのであとは「今すぐ更新」を選択するだけでOK!

 

アップデートを手動で確認する場合

なんらかの理由で(アップデートに失敗した、とりあえず確認したいなど)アップデートを確認したい場合は下記の手順で行います。

 

①DJI Pilotの立ち上げて、「画面右上の三本線」を選択

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②「設定」を選択

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③「Pilotについて」を選択

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④「今すぐ更新」を確認

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新しいファームウェアがあれば、写真の様に「今すぐ更新」のところにバージョン情報とともに表示されるので選択してアップデートを行います。

3.クリスタルスカイモニターそのもののシステムファームウェア

こちらは特に注意が必要です。DJI GO4,DJI Pilotは少なくともスマホのアプリもあるのでこちらも所有していれば「あ、アップデートがあるんだな」となんとなく予想がつきます。(クリスタルスカイモニター持ってる方なら大体スマホタブレットも持ってるでしょうし)

ですが、クリスタルスカイ自体のファームウェアは本当にこれオリジナルなのでそういうのがありません。自動で教えてくれることもありますが、これもまた気まぐれなので時折確認が必要です。

 

①画面下の「歯車マーク(Settings)」を選択

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②設定画面の一番にある「システムアップデート」を選択

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③最新バージョンをチェック

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すると下記の画面が出てくるので、選択すると最新バージョンがあるのならシステムのアップデートをする画面に切り替わります。

 

補足)最新バージョンチェックは確実と言えるものがない

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最新バージョン確認中は上記の様な画面に切り替わりますが、これだいたい一瞬で確認が終わります。この画面自体スマホで直接撮影してますが、この画面撮るのに何回か撮り直してます。それぐらい確認画面の切り替わりが早い。一瞬で消えます。

なのにシステムが最新バージョンだった場合特に何も言ってくれないんですよね。「ファームウェアは最新のバージョンです」みたいな通知が出てもいいのにいきなり③の画面に切り替わる。一瞬で確認が終わるがゆえに「え?今本当に確認できてたるの?」と疑いたくなります。DJIのことを知ってる方は特に。

なので気になる方は何回も確認してみて下さい。

 

 

まとめ

以上になります。さらっと書くつもりが意外に書くことや説明することが多くて苦労しました。DJIの製品はこういった部分で不親切なことが多いのでぜひ確認していただければと思います。

 

それでは!

FLIR PTQ136 Breachの総評とサーマルカメラが苦手とする環境とは!? その4

こんにちは! スカイアイジャパンの今井です。

3回にわたりFLIR PTQ136 Breachをレビューしてきました。今回は最後の4回目!

これまでの記事はこちら。

その1 

skyeye-japan.hatenablog.com

その2

skyeye-japan.hatenablog.com

その3

skyeye-japan.hatenablog.com

でPTQ136入手して一ヶ月、ほぼ毎日なんらかの形で使用してきましたがそのおかげで

  • できること・できないこと
  • 思っていたことと違うこと
  • サーマルカメラの特徴
  • 長所と欠点
  • 誤解されていること

などがはっきりわかってきました。本記事では、PTQ136の総評のあとにサーマルカメラが苦手としている部分をできる限り状況別で写真ととも紹介することで、読んでいる方の興味のある部分や勘違いを明らかにしていきたいと思います。 

この記事では少しマニアックに言及していきますので、サーマルカメラ(熱赤外線カメラ)の購入を検討されている方の参考になればと思います。

PTQ136の総評

個人的に相当満足しています。確かに期待しすぎていた点はあったもののこれは私の問題ですし、逆にサーマルカメラとして「できない」ということがわかったので変に営業トークで「やれます」ということがなくなったのは助かっています。

個人的に以下をすごく気に入っています。

  • 小型
  • 軽い
  • バッテリーの持続が長い(90分)
  • 省電力(リチウム電池1本)
  • モバイルバッテリーが外部バッテリーとして使える
  • シンプルな機能
  • ゴーグルなどに取付けられる
  • カッコいい(重要)
  • 防水・防塵

 というわけでサーマルカメラに私が要求する性能を殆どを満たしています。雨の日に使えないとかそういうのはそもそもサーマルカメラ自体ができないので期待する方がよくない(笑)。

環境調査として、温度表示がなかったのが痛い・・・というのはありますがこれもまあ折込済みなのでヨシとします。 

個人的に改良しても良いと思う点

撮影枚数が増えると挙動が遅くなる

スペック上は3,000枚撮れるとされていますが、多分そこまで無理です。というか100枚超えるとキツイ

何がキツイかというと、その遅さ。

撮影ボタンを押すと「SAVED IMAGE77」と画面に表示されます。これは今本体には77枚撮影したデータがありますよ。今回は77番目ですよ、という意味なんですが50枚超えたあたりから

撮影ボタンを押す→・・・(数秒の間)→「image 77 saved」

とやたら遅くなり、どのタイミングで撮影ができているのかわかりません。ボタンを押した直後なのか、この「image 77 saved」が出た瞬間なのか。

サーマルカメラで撮影した写真データって基本モノクロ表示な上に320×256という解像度だからめちゃくちゃ軽いんですよ。このご時世に大きくても一枚0.04MBとかそれぐらい。iPhoneなんて1枚6MBとかザラですからね。1/150ですよ。

 でも、50枚超えると処理能力を超えるのか超スローになります。これはなんとかしてほしい。ただ、このおかけでなぜ内蔵保存領域が2GBしかないのかわかりました(笑)。32GB、64GBにしても処理できないんでしょうね。

100枚以降は撮影枚数の表示が同じ

これまたおいおいという感じなんですが、100枚を超えると全部「image 100 saved」になります。101枚目も、200枚目も同じ。何枚目なのかわからない(笑)。

ボタンが硬い

これはかなりしんどいです。パレットパターンとかって割と頻繁に変えるんですが、そのたびに「はあボタンかてぇなぁ」と思います(笑)。防水機能なのはわかりますがにしても硬すぎだろと。

これからサーマルカメラに期待する点、追加して欲しい機能

ボタンの硬さ

これは本当にどうにかして欲しい。もっとボタンを大型化するとかなんらかの形で対処して欲しいですね。あとは電源ボタン、機能呼び出しボタン、決定ボタンが全て同じなのも紛らわしい。せめて電源ボタンは独立しててもいいと思います。

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その点、GoProはよくできてると思います。防水・防塵に関してはPTQ136はGoProの足元にも及びませんが、それでもボタンは押しやすい。

バッテリー残量表示の適当さ
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 これは致命的です。バッテリーの残量表示は上の画像の様に一般的なイラストで表示されるんですが、半分を下回った突然シャットダウンします。右側の「黄色」になってるバッテリー残量表示は滅多にでません(笑)。ほぼ同じ条件で使ってるのにバッテリーの残量表示が出るときもあれば出ないときもあるのはおかしい。

実はこれPTQ136だけでなくサーマルカメラに共通する問題点です。なぜここが放置されているのかよくわかりません。特に法執行機関が使うにしては致命的じゃないのかな、と。

半分なのか、もう切れる直前なのかは大きく違うので個人的には%で表示されるとありがたいです。 

解像度

これはいつの時代も、ということで特にPTQ136がどうの、というわけではありませんがぜひ解像度を上げていって欲しいです。いつかはHD画質!

カラーカメラとの二眼にする

FLIRがスマホ用に二眼サーマルカメラを販売しています。↓こういうの。

FLIR(フリアー)【国内正規品】iPhone/iPad用 FLIR ONE Pro 19200画素 1年保証 赤外線サーモグラフィ メーカー品番:435-0006-03f:id:skyeye-japan:20191013015603p:plain

これに使用されているサーマルカメラの解像度は非常に低く、サーマルカメラとして単体での使用はほぼ不可能と言っていいです。もし単体で使うとすると数メートル先の犬や猫も見つけられないんじゃないかな。

でも実用性はあるんですよ。なぜかと言うとカラー画像のカメラとサーマルカメラの映像を合成することで違和感のない画像として使えるように仕上げているからです。

右の実際のFLIRのオフィシャル画像でも車のアウトラインがわかりますよね?これはカラーカメラで撮った映像にFLIR ONEのサーマルカメラの映像を合成しているからあたかもシャープであるかのように「見える」です。

が、PTQ136のような高性能サーマルカメラでもやはりほしいな、と思うことが多々あります。やはりサーマルカメラには「解像度が低い」というのが常についてまわるので。

 

いずれも時代が進めば、という話ですがハイテク好きの私としては待ってられません(笑)。

サーマルカメラが苦手とする環境と弱点

  1. 水やガラス
  2. 温度差
  3. 雨の日

この3つが特に苦手です。参考画像とともに紹介していきます。

サーマルカメラ共通の弱点1 水やガラス

サーマルカメラはガラスや水を見通すことはできない

テレビのリモコンなどに使われる「近赤外」と呼ばれている波長域はガラスや水をそれなりに透過するんですが、サーマルカメラが使う赤外線の波長域はガラスを透過することができません。なので、ガラスなどを見ると自分や景色がかろうじて写るだけで反対側をみることはできません。※FLIR A6262scはできるという噂

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こんな感じです。これは鏡に写る私を写したものですが、ガラスでも同じ様に写ります。

水も厄介な存在です。特にサーマルカメラで利用される赤外線の波長域は水が吸収しまくるので(吸光といいます)、サーマルカメラとしては映像化する材料がないので「何も見えない」ということになります。これは高知の有名な廃校水族館にてウミガメを撮影した熱赤外線写真ですが、わかりますか?

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説明されてもわからないと思います(笑)。そもそもなんの写真なのかもわからないはず。

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実はスマホで動画撮影しつつ、PTQ136でも撮影していました。ちょっとタイミングがズレてますが、奥にいるウミガメのヒレが水槽にあたり水面から出た瞬間が上の熱赤外線写真になります。

この様に上からウミガメが覗ける様なところでもサーマルカメラはほぼ無力です。なにせほとんどが水ですから。

もう一つ、例を挙げてみましょう。

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段差がほとんどわかりませんよね

 川です。30cmほどの落差のあるところの高低差も全て「均一に見えている」のがわかりますか?

高さがなく、のぺーっとした映像にみえます。サーマルカメラを使って歩いてたら高さに気付かず落ちます(笑)。高いところと低いところとの水の温度差があれば別なんでしょうけどね。

もしかしたら滝の様な高さがあるところだと「上」と「下」で温度差が出て映像化できるのかもしれません。

※ちなみに自慢ですが、この川の水温の差をドローンとサーマルカメラで計測したものを最近論文化致しました(えへんえへん)。

海上での救助活動では有利

逆に水面に浮かぶ要救助者の場合は要救助者のところだけはっきりと浮かび上がるので重宝されるという利点があることも事実です。 

サーマルカメラ共通の弱点2 温度差がないと映像化できない

温度差がないとほとんど見えない。人工物は温度差がでやすく、植物はでにくい

 サーマルカメラは温度差を通じて映像にメリハリをつけるので、温度差がないと役にたちません。私達の眼は色・形・質感などで判断しますが、サーマルカメラは温度情報のみを映像化するので温度差がないといかに色や形が違おうと、材質が違おうと完全に無力です。

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これはある程度空調の聞いた室内におかれた扇風機ですが、わかりますか?なんとなーく「扇風機・・・?」みたいな。付け根の部分が熱くなってるので反応してますが、それがなければ周りの物だとかなにもわからないと思います。

温度差がないとこんな風に見えるんです。もう一つ例を出します。

 

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公民館の入り口

近所の公民館の入り口を深夜に撮影したものです。「公民館」とはっきり字が読めると思いますが、これは「屋根が金属」で「公民館の字はプラスチック」でできているので温度差ができて、その違いが映像化され認識できるということですね。

ふだん、温度差なんて意識しないのでPTQ136 Breachを使うことでかなり意識させられることが多々ありました。室内におかれた人形などはほとんど識別できません。周りの温度と変わらないので、壁などと同化してしまいます。

また、意外にも植物は温度差がでにくいということもわかりました。下の画像を見てみて下さい。

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 雨のあとなので特に条件が悪いのですが、それでも「ここまでわからんもんなん?」という印象になりませんか?雑草のところ真っ黒です。かろうじて右端の斜面部分は地面が露出していますし、奥は道路があるので区別できますが、それ以外はどうなってんの??という状態です。

他にも山の中で色々と試してみましたが、少なくとも「真夏の昼」はサーマルカメラはほとんど役に立ちませんでした。夜間になると、周囲の温度が冷えて温度差がでてくるのでなんとかわかりますが、それでも色々と「見分ける」というのは辛いなという印象。冬にも試してみます。

逆に、屋外の人工物は色々な素材があるのでかなりメリハリが効いてはっきりわかることが多いです。

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例えばこれ。昼間にとったものですが、車の輪郭から後ろの家の窓枠まではっきり認識できます。人によっては車種まで特定できるぐらい鮮明です。人工物と植物はここまで違うものかと改めて思い知らされます。

 

映画プレデターはサーマルカメラの弱点をうまくついていた

プレデター(字幕版)

映画「プレデター」でプレデターは熱で相手を見つけている、ということに気がついたダッチことシュワルツェネッガーが体に泥を塗りたくってプレデターからの発見を回避する、という有名なシーンがありますがこれはもう完全にサーマルカメラの弱点を突いたものです。

いかに性能が高いサーマルカメラであっても温度の差がなければ均一に見えてしまうわけです。

ちなみに、このPTQ136Breachを含めプレデターの「サーマルアイ」よりも高性能のサーマルカメラは普通に出てきています(笑)。

海外だとPTQ136 Breachの製品発表の際に「プレデターは徐々に利点を失いつつある」と書かれていました。

サーマルカメラ共通の弱点3 雨の日は役に立たなくなる

 上記2点の弱点と原理を知っていれば当たり前といえば当たり前なんですが・・・思った以上に雨天時や雨があがった直後の野外はサーマルカメラは使い物になりません

  • 雨のせいで色々なものの温度が均一になる
  • 水が赤外線を吸収するので映像化できない

この2つがセットになるのでかなりキツイです。温度差がない上に雨や濡れた表面が赤外線を吸収してしまうので映像にしても均一の映像になってしまい、本当になにを見ているのかわかりません

台風の日に少し使ってみた

画像はないんですが、台風の日で雨がすごいときに少しPTQ136を持ち出し使ってみましたがやはりほぼ無力でした。何も見えません

 普段ならはっきり見える車も、濡れてしまってエンジン部が唯一少し映像化されているぐらいでした。たまたま歩いている人もいたんですが、びしょ濡れになってしまっていて顔のあたりが少し見えるかなーぐらいでした。

サーマルカメラを購入する際に気をつけること-スペック表の見方-

サーマルカメラは一般的ではないので、スペック表を見てもいまいちピンときません。現物を見る機会もほとんどないですしね。そこで今井がこの点は注意しろ!ということを解説を交えつつ書いたのでぜひ参考にしてみて下さい。

めっちゃ重要。これを考えずにサーマルカメラは買うな!

1.解像度

 言わずもがなです。最低でも312×214はほしいところ。640×512が望ましいですが、これは専門家でも「まああんまかわんねーよ」という人もいるので値段と用途の兼ね合いですかね。

HD(1024×768)は完全別格なんですが、ハンディタイプで600万とかするので無視します(笑)。

2.フレームレート(Hz)

 別の記事でも書いていますが、一般的な9Hzだと動画がカクカクするのでけっこうなストレスです。なので最低でも30Hzは狙っていきましょう。

3.温度分解能(mK)

 聞き慣れないですよね。mKはmilliKelvinsの略で、数値が低いほど高性能なんです。Kelvinsは熱力学温度の単位ですが、ここでは無視します。FLIRシステムズによると

<40mK(産業用);<50mK(プロ仕様);<60mK(一般家庭用)

と明記されていますが、やっぱりわかりにくいですね。ちなみにFLIR PTQ136 Breachは50mKです。

簡単に言うとどれぐらいの細かさで温度が判読できるのか、ということです。

温度分解能が低く(悪い)、5℃刻みでしか判読できないサーマルカメラがあったとします。

そうなると「20℃、21℃、22℃、23℃、24℃」は全て同じ温度として認識するので映像としては全く同じ色で表示されます

人の平熱は37℃ぐらいで42℃が限界だとされていますが、仮に5度刻みの温度分解能しかないサーマルカメラなら、平熱の人と熱を出してそうとうヤバい状態の人の区別ができない、ということになります。

もう少しイメージしやすいように肉眼では同じ様に見える温度の違う箱を、温度分解能の低いサーマルカメラと高いサーマルカメラではどう見えるのかをイラストにしてみました。

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 温度分解能の低いサーマルカメラでは全てオレンジ色として表示されて区別できない箱も、温度分解能の高いサーマルカメラなら色分けされるので全て区別ができます。

 4.モニター解像度

こちらは私、ほとんど意識したことなかった項目ですがこれは検討した方が良い、と思うことがあったので紹介します。

PTQ136とほぼ同性能でモニター解像度の低いサーマルカメラを見せて貰う機会がありました。その時の感想としては見えねぇな・・・でした。

PTQ136は高解像度の1280×960で、最近のサーマルカメラはモニター解像度の高さを謳うものも多く、「そこまでか?」と思っていましたが今回のではっきりしました。モニター解像度も注目した方が良いです。

5.レンズ径

 これはほんとわかりにくいんですが、レンズの口径で画角(FOV,Field Of View)が変わってきます。普通のカメラもそうなんですけど、サーマルカメラは特にそれが顕著なんじゃないでしょうか。

広くみたいのか、狭くみたいのか

これで選択が変わってきます。狭く見る(画角が狭い)ってなんの利点もない様に聞こえますが、画角が狭い分ズームがかかっている様に見えます

つまり、遠方からでも詳細を確認できるということですね。オイルプラントの保守点検やガス漏れなどの検出に使われる場合、多くは近づくと危険なのでレンズ径が大きいものが使われます。

 また、別の考え方で画角で考えるよりもどれぐらいの倍率があるのかで考える方がしっくりくる人もいるかもしれません。だいたい「何倍ぐらいのズームで見えてるの?」みたいな感じです。

私はドローン用のサーマルカメラも持っていて、640×512の「19mm」レンズですがこの場合大体2倍ほどのズームがかかっている様に見えます。混乱させるようですが、同じレンズ径でも解像度が違うと画角も変わるのでそこも注意が必要です。

6.温度表示があるのかどうか

これは私もうっかりしていたのですが、PTQ136には温度表示機能がありません。ミリタリーや警察、ハンターが犯人だったり動物を追う時のために作られているので「おっあの犯人は体温が38℃で微熱気味だな」なんてのは必要ありません。

単純に近場の温度分布を測りたいのなら別のモデルがいいでしょう。

そこそこ重要 余裕があれば検討してもいい

 バッテリー

 これは好みがわかれるところですが、できたら外部バッテリーとモバイルバッテリーの両方が使えるものがいいと思います。最新のFLIR製品はモバイルバッテリーが使えるようになってきているので、注目するといいかもしれません。

PTQ136 Breachは500円以上するリチウム電池一本を使い90分ほど駆動しますが、ものによってはリチウム電池6本使って4時間持つというものもあります。4時間で3,000円ですよ!?時給にすると750円です。

携帯性、予算などで判断するのが良いと思います。ちなみに内蔵式のバッテリーだと、バッテリー切れを起こしてしまったら現場ではどうしょうもなくなるので、内蔵式のバッテリーは避けられる傾向にあります。私も補給の効かない山に持っていくのなら電池式にします。

GPS機能があるかどうか

 こちらも好みですが、私はもともと環境調査用に購入しているのでできたらGPS機能があればよかったと思っています。後からどこで撮ったかわかるので。

発展性があるかどうか

 発展性というとわかりにくいですが、ゴーグル状にできるか、三脚に取付けられるかというのは場合によっては重要です。

PTQ136はゴーグル状にはできますが、三脚には取付けられません。自作するしかありません。

対してFLIRのハンディシリーズでは有名なSCOUTはゴーグル状にはできませんが、三脚には取付けられます。

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OCEAN SCOUT 640

このあたりは自分の用途との相談ですね。

こんな感じでしょうか。当然、高機能になればなるほど値段も上がっていくのでそこの落とし所を見つけるのに苦労します。

普通の電化製品じゃないからちょっとヤマダ電機で見てくるわ、ができません。かといって「失敗したけどいいか」と言えるほど安くない。というのもサーマルカメラが普及しない1つの要因ですね。

まとめ

ほとんど語られることのないPTQ136 Breach特有の苦手なこと、サーマルカメラに共通する苦手なことを状況別で紹介してきました。これで少しでもサーマルカメラが身近になればなぁと思います。

それぐらいサーマルカメラが好きなので(笑)。

とりあえず、PTQ136に関する長期レビューはこれで終わりですが今後もなにか研究や事業がでてこれば都度紹介させていただきたいと思います。


 

 

 

 

FLIR PTQ136 Breach レビュー 【夜間と屋外編】できたてお惣菜も丸わかり その3

こんにちは、スカイアイジャパンの今井です。

FLIR PTQ136Breachを使って「夜間」とか「屋外での使用」するとどういう風に見えるのか!?

気になっている方は多いのではないでしょうか。ちなみにお惣菜コーナーもサーマルカメラで見るとどうなるかを試して来ました。これを使えばアツアツの焼鳥からヒエヒエの焼き鳥まで丸わかりです。

また、屋外での使用を通してPTQ136というか、サーマルカメラの弱点もわかってきました。それらを含めてレビューします。

屋外-暗視機能としてはどうか? 

さて、サーマルカメラは「暗視装置」としての機能がある、という言われ方をします。果たしてそうなのでしょうか?いろいろ気になっている方も多いと思うので、さっそく見ていきましょう。

気温30℃で試してみました。ドン!!

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 めちゃくちゃはっきり見えてると思いませんか?特に200m先の建物まで認識できるのは驚異的です。草木などの植物を見分けることこそできないものの、それ以外ははっきりと輪郭を捉えることができていて「暗視装置」としての機能は果たしているのではないでしょうか。間違いなく肉眼よりもよく見えます

※夜の写真は昼に写したものをフォトショップで加工し夜間と同等に見えるように明度の処理をしました。実際はもっと暗く何も見えません。

同じ場所からパレットパターンを変えて撮影してみました。

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 なんとなく、どのパレットパターンが見やすいかわかるんじゃないでしょうか。RAINBOW HCとARCTICはちょっとしんどいですね。道路は意外にも暖かいんですね。また、150m先の水銀燈も見えています。

気温25℃、夜間の駐車場を撮影してみました。

肉眼だと照明が強すぎて向こう側が見えないうえに、影になっている部分がどうか?ということもはっきりしません。また、夜間なので視界もよくありません。しかしPTQ136で見ると・・・

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そうとうはっきり見えるんじゃないでしょうか。左右奥の方にバイクが2台、停めてあるのも肉眼ではほとんどわかりませんが、PTQ136ならはっきりとわかります。

日中の山の中ではどうか!?

では、反対に昼の山の中はどうでしょうか。

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 (見てわかると思うけど)日中の山の中で撮影したものです。思ったよりはサーマルカメラが活かされていない気がします。というか肉眼で見えないものが見えているか?というとそうでもありません。日光があたっているところは暖かくなっていますが、そりゃ目で見りゃわかるよ、という感じがします。

おそらく、時期が悪いんでしょう。私の個人的な経験では、サーマルカメラの機能は夏場、特に日中は期待できません。人・動物などの恒温動物の体温と周りの温度が近くなるからです。例えば芝生であっても夏場は(意外ですが)35℃前後まで上昇します。体温が37℃前後だとすればサーマルカメラで検知するのはほぼ不可能です。

秋-冬あたりが本場かもしれません。このあたりは検証を続ける必要がありますね。

脱ぎたてのジャケットを茂みに隠してみた

 では、次に脱ぎたてホカホカのカーキ色のジャケットを隠してみました。距離は5mほど。どうでしょう!?

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わかりますか??

肉眼では全くわからないのですが、木の根のところ(四角いコンクリートブロックの真上のあたり)に何かが写っていることがわかります。

使っていて「ああ、意外にわかるもんだな」と思いました。ただ、実際はそんなかんたんなものではなく目の前のコンクリートブロックだとか、他の木だったりも同じ温度帯として写っているのでこれだけノイズ(邪魔な情報)が多いです。なので夏場はサーマルカメラで遭難者を探すとしても一苦労な気がします。

ちなみに遭難者や動物を探すのに良いとされる高温域をハイライトするOUTDDOR ALERTモードだとですね・・・

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こんな風に見えます。手前のコンクリートブロックの方が熱すぎて、そっちがハイライトされてしまうんですよ。これで後ろにある脱ぎたてほかほかジャケットを見つけろっていう方が無理です。

あと、サーマルカメラを使用し続けていると映像に眼が慣れてしまいおそらく、見落とします。この(脱ぎたてホカホカの)ジャケットも景色の一部として認識してしまうのでないかな、ということですね。

本来なら肉眼で見えている景色とサーマルカメラから得られている映像からの差で判断するんですが、なかなかに難しいです。すごく疲れますし現実的じゃないですね。人間の脳はそういう風にはできてないんでしょう。

お惣菜を見てみる

みんな大好きスーパーのお惣菜コーナーにて最新鋭のサーマルカメラで撮影してきました。

焼き鳥

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スーパーのお惣菜コーナー。ふふっどれが作りたての焼き鳥か一目瞭然です。

ピリ辛れんこん

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ピリ辛れんこんもこの通り。(ちょっとカラー画像の方とズレてます)

濡れた足

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お惣菜ではありませんが、山で濡れたズボン。乾き始めているのでズボンの色はほぼ同色に見えますがPTQ136越しだとはっきりと濡れているかどうかわかります。

気温20℃前後の川

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川の水は牛乳の様に均一ですが、岩や葉っぱなどはどこにあるか確認できます。夏場に比べると見やすい印象です。

他にもインターネットなどでは紹介されないような状況で試してみました。これらを見ていただければなんとなく、どういう状況でどういう画が見れるかわかると思います。

 

コメダ珈琲

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左からMACBOOK、サーモマグ、お冷の順です。断熱のサーモマグは確かに熱が逃げていないことがわかりますが、金属は赤外線を反射するので少し変わった映り込み方をしています。

車のフロント

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エンジン部が発熱してるのがわかります。

ピザ窯教室

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右側だけ使ってるのがわかりますね

韮山反射炉

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今話題の韮山反射炉です。流石に稼働してないのでこれといって特徴的ではないですが・・・

サーマルカメラの難点 

 PTQ136到着後、一ヶ月ほぼ毎日使ってみたのですがサーマルカメラの特性上、特に夏の昼間はそこまではっきりとした「効果」を期待することはできないことがわかりました。

サーマルカメラに期待するところは「肉眼で見えないものが見える」ですが、日中に関して言うと色々なものの温度が上昇しているので、識別がものすごく難しくなります。

例えば昼間にこんなことがありました。150m先に人が歩いているのが肉眼で確認できたので、PTQ136で見てみた所「ほとんど」どこにいるかわかりませんでした。

「そこに誰かがいる」とわかっていればわかりますが、そうでなければPTQ136だけで150m先の歩行者を認識するのは困難でした。というのも、歩行者の背景が暖かすぎて歩行者と同化していたからです。

例えばこれ、私の知人が30m先に写っているのですがわかりますか?

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答えはここ。

 こちらに背中を向けて立っています。肉眼ではめちゃくちゃはっきり見えているものの、PTQ136を通して見ると道路の温度と知人の体温がほぼ同じなので同化してしまっています。このようにサーマルカメラの場合、背景と見つけたい対象の温度が同じだと見つけられないといって良いです。そしてこれが夏場だと特に顕著です。

 

まとめ

PTQ136を屋外に持っていってどうなるかを実例とともに紹介しました。一ヶ月使ってみると特徴や苦手な部分も自然とわかってきます。実はサーマルカメラって水が苦手なの、知ってましたか?

そこで次回は最終記事としてPTQ136の総評と、サーマルカメラが苦手なことにスポットをあてて紹介します。

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過去記事

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国内初? 熱赤外線カメラ FLIR PTQ136 Breach レビュー!!【実写と機能解説編】その2

それではいよいよFLIR PTQ136 Breachの実写編です!

この記事ではどのように写るのか、実写画像を交えながら最も使用頻度の高い撮影機能とパレット表示などついて解説していきます。

 PTQ136を起動する

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 電源をオンにします。「○」ボタンを5秒ほど長押しすると・・・FLIRのロゴが出てすぐにサーマルカメラの映像に移ります。

ボタンが硬い!!これはマジでストレス!!!

起動後すぐにサーマルカメラの映像が現れます。おお!!!サーマルカメラの映像だ!!!!かっこいい!!!

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真ん中にあるのがドラム缶

 見慣れたオフィスや外の景色が一気に熱赤外線の世界に変わります。あーここってこんな風に見えるんだぁとニヤニヤしながらマジマジと観察します。。サーマルカメラがあると。辛抱たまらん感じになってPTQ136 Breachを持って外に飛び出してきました。 ここからは少しサーマルカメラのギャラリーです。

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交差点とコンビニ                       ホームセンターの天井。梁に隙間があります

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扇風機のモーター部が熱くなっています                 村上水軍祭りのときのボート

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高知の廃校水族館                    焼き肉の網 

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私だ

 もともと解像度が312×250なので、パソコンなどの画面でみるとボケてしまいわかりにくいんですが本体のモニターを覗いている分にはかなりはっきり見えます。体感的にはこの1.5倍ぐらい綺麗に見えてる感じ。

サーマルカメラは性質上鏡やガラスなどの反射しやすいものは捉えにくいので、一昔前なら「鏡に写るものを映像として撮れたらそのサーマルカメラの性能はすごい」と言われてました。それが今やハンディサイズですからね。素晴らしいの一言です。

PTQ136を持ってしゃぶ葉

 PTQ136の写真が撮りたくて1人でしゃぶ葉に行って鍋を撮影してきました。前後左右がファミリーで少ししんどかったです。はい。

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 鍋に投入したばかりの冷えたお肉だとか、煮えたぎるスープだとかがはっきりわかります。黒あんみつはなんかわかりませんね(笑)。

PTQ136はボタン構成こそシンプルなものの、それなれに多機能です。ただ、実際に運用するにあたり使う機能はそこまでないので最も使う機能をまずはピックアップして下記の3点を紹介します。

  • パレット(種類と用途)
  • 静止画・動画の撮影
  • モニター輝度の変更

パレット(PALETTE)の種類と用途

パレットは7種類

 サーマルカメラの大きな特徴として、パレットの変更があります。パレットというとピンときませんが疑似カラーと呼ばれる画面の表示方法のことで、状況に応じた最適なパレットパターンを選ぶことで必要な情報を取り出しやすくなるようになっています

色のパターンは基本的に「暖色」「寒色」に準じていて直感的にどっちが暖かくてどっちが冷たいのかはわかるようになっています。PTQ136のパレットパターンは

  1. WHITE HOT
  2. BLACK HOT
  3. RAINBOW HC
  4. IRONBOW
  5. SEPIA
  6. ARCTIC
  7. OUTDOORALER

7パターンです。字面だけおってもわからないと思うので、百聞は一見にしかず。私のMACBOOKを全てのパレットで撮影したので、まずは見てみてください。

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サーマルカメラのパレット一覧

ね?違いがわかると思います。

個人的には

  • WHITE HOT
  • IRONBOW
  • SEPIA
  • OUTDOOR ALERT

 この4つをよく使います。 それではパレットパターンを紹介したので、各パターンの特徴を説明していきます。

パレットパターンの用途

WHITE HOT

 

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白い部分ほど暖かく、黒い部分のほど冷たい

 一番シンプルですね。直感的に暖かいところ(もしくは冷たいところ)が大雑把にわかります。ミリタリーなどはこれか、BLACK HOTを使います。暖かいところほど白いというのも直感的でいいと思います。

BLACK HOT 

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黒い部分ほど暖かく、白い部分のほど冷たい

 WHITE HOTの真逆です。このあたりは好みですかね。

RAINBOW_HC

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白ほど暖かく、青色ほど冷たい。温度分布の詳細を分析するのに最適

 近距離での使用に適しています(ノイズが多いため屋外ではほとんど使えません)。

画面に表示されている中で高温になっている部分を細かく色分けすることで、温度分布の詳細を明らかにします。確かにWHITE HOTに比べるとどのあたりが最も高温でそれがどこまで伝わっているかがはっきりわかります。体の冷えや暖かくなっている部分などを映すのにも適していて、血管がどこをはしっているかまでわかります

IRONBOW

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白ほど暖かく、紫色ほど冷たい

 溶けた鉄の様な表示になるので"IRONBOW"と呼ばれています。見ている物や人の温度がどのように分布しているかがひと目でわかります。画面上は紫までしか表示されていませんが、黒色まで表示可能。これも直感的でわかりやすい表示方式だと思います。

SEPIA

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黄色ベースの表示方式。白ほど暖かく、黒色ほど冷たい

 WHITE HOTの黄色バージョンです。個人的に気に入っている表示方式で、特に夜間は目に優しく使いやすいです。こちらの方がWHITE HOTやBLACK HOTに比べて屋外で使用すると「細かく」見える感じがします。

ARCTIC

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白ほど暖かく、青色ほど冷たい

 温度の差が大きい人や物をより鮮明に映し出す方式です。が、いまいちピンと来てません(笑)

OUTDOOR ALERT

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最も高温の部分がわかる

 BLACK HOTをベースに、画面上で最も暖かいところが赤〜オレンジ色にてハイライトされます。屋外で人や動物を見つけ出す時に使いやすい表示方式です。個人的にはWHITE HOTベースだったら嬉しかったかな。

静止画・動画の撮影

静止画を撮影する

「◯」ボタンを一度素早く押します。すると画面の下に「SAVED IMAGE11」と表示されます。

これは11枚目を保存したよ、という意味です。

動画を撮影する 音声は録音できない

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「◯」ボタンを二度素早く押すと録画を開始します。画面右下に「REC」という表示が出ます。動画は「10分まで」撮影可能で、録画時間が10分を超えると自動でオフになります。音声は録音できないんですが、いいのか悪いのか判断できかねます。ドローンはプロペラ音がすごすぎて録音は無意味なのでカメラに録音機能はない、というのは合理的ですがこのあたりどうなんですかね。

ちなみに写ってるのはカモです。

モニター輝度の調整

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ボタンの「△」「▽」を使って輝度を調整します。周りの明るさによって10段階でモニターの輝度を調整できます。

画面を覗いてレンズ側の△ボタンで輝度を上げ、モニター側(自分の側)は輝度を下げます。画面左に縦のバーが出てきて、今どの輝度かを数値で教えてくれますが・・・このバーいる??数値だけでよくない?

2段階から3段階の間の輝度の変化が高く、個人的に夜間は2.5段階の輝度がベストな気がしています(笑)。

ちなみに輝度の調整はボタンの配置のせいで直感的でなく、わかりにくいです。画面を覗きながら自分に合った輝度にするんですが、「△」ボタンの間に決定の「◯」があるので押し間違えます。覗きながらボタンを触るのにこのボタン配置はどうかと思います。

価格は上がるかもしけないけど、外周の明るさでモニター輝度が変わるオート機能もあればよかったかなと思います。

これぐらいが現場でよく使う機能です。さて、次の記事は実際に

  • 夜間
  • 山の中

といった楽しい環境でのレビューです。やはり、屋外はいろんな状況があるので比較できますしサーマルカメラと一言で言ってもできること、できないことがはっきりしたのも面白かったです。

それでは、次回は PTQ136 Breachを夜間と屋外編で使ったらどのような結果が得られるか?比較画像とともに紹介します!

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skyeye-japan.hatenablog.com

 

前の記事 その1

skyeye-japan.hatenablog.com

最後の記事 その4

skyeye-japan.hatenablog.com

 

 

 

国内初? FLIR PTQ136 Breach 開封レビュー!!【外見編】その1

こんにちは、スカイアイジャパンの今井です。

本日はドローン・・・ではないですが、面白い機種が入手できたのでご紹介します。国内でのレビューは初めてかな?

その名もPTQ136 Breach(ブリーチ)!!!!!!

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 ついに!入手しましたよ!!この機種を!!環境調査用として購入、活躍が期待されるスカイアイジャパンのホープでございます。この記事ではFLIR PTQ136 BREACHの

  • 外見
  • 機能

この2つにしぼって紹介します。実際に撮影するとどうなるのか、PTQ136は夜や屋外ではどのように撮れるのか、苦手な環境はあるのか・・・などあまりに長く書きすぎたので、4つの記事にわけました。詳しくはこちら↓

実写と機能解説編 その2

skyeye-japan.hatenablog.com

PTQ136やサーマルカメラに共通する機能を解説。実際に状況別で撮影した画像や、パレットパターンと呼ばれるサーマルカメラ独自の画像表示方式を徹底的に解説しています。このパレットパターンは機能としては知られていますが、実際にどういう状況で使うのかはあまり知られていないので必読です。

夜間-昼間、山中 お惣菜編 その3

skyeye-japan.hatenablog.com

PTQ136を夜使うとどう見えるのか、日中の山の中で使うとどれぐらい見れるのかを画像表示方式の違いととも紹介しています。最新のサーマルカメラがあればスーパーのお惣菜コーナーの焼き鳥を出来たてか売れ残りかを判別することができるのか?それも試してみました。このお惣菜コーナーは(私の周りでは)反応がいいです。

PTQ136 BREACHの総合評価とサーマルカメラの苦手な環境 その4

skyeye-japan.hatenablog.com

PTQ136に関する最後の記事です。PTQ136に関する評価と改善点、そしてサーマルカメラが苦手とする「水」「雨」「温度差」を実際に撮影した写真とともに紹介しています。また、一般的ではなないサーマルカメラを購入するときはどういったことに気をつければいいのか?そのあたりのヒントも書いています。 

 

 

この価格でこのサイズでこの性能!!!

 通販みたいな言い方ですけど、ほんとそうなんです。「PTQ136 Breach」は民生品のサーマルカメラの中では限りなくデザインがミリタリーに近くてかっこよく(これ重要)、ゴーグルでの使用も想定されています。ローエンフォースメント(Law Enforcement,法執行機関)向けに作られただけあって、男の子が大好きなデザインになってまいす。はぁ〜かっこいい・・・

そして最も小型な部類。この値段でこのサイズで、こんな性能にまでになったんか・・・と驚きまくり。手放しでおすすめできる一家に一台の機種です。

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お値段だけなら一般的な感覚でいったら「クソ高い」んですが*1サーマルカメラのことを知っている人からすると性能と比較して「マジか」という感じです。もちろん良い意味で。

むかし、大学の研究室にあった某電気製のサーマルカメラは教授のお下がりだったんですが2000年前後製造の価格で300万円ほど、本体サイズは牛乳パック、同じぐらいデカイACアダプター、3kgほど、それで同等の画質とフレームレートでした。しかもそれで「小型・軽量」ですからね。

それが今やそれを凌駕する性能とこのハンディサイズですよ。もうビックリ。そんなこんなもあり、FLIRが昨年本製品を発表したときにはかなり話題となったことを覚えています。 

それではPTQ136の大まかなデータです。

  • 製品名:FLIR PTQ136 Breach
  • 解像度: 312×250
  • フレームレート:60Hz
  • ディスプレイ解像度:1280×960
  • 重さ:210g
  • 温度分解能:<50mK
  • バッテリー:リチウム123A or 外部電源(USB TypeC経由)
  • 記録方式:静止画/動画撮影
  • 保存容量:静止画1000枚、動画2.5時間(本体容量2GB)
  • IP67(防塵/防水)

※IP67

International Protectionの略で、防塵・防水の国際共通企画。十の位が固形物、一の位が液体に対する密閉度です。PTQ136はIP67らしいので、スペック上では

6・・・粉塵が入らない密閉性 7・・・一定の水圧で30分水没させても浸水しない

という感じ。ちなみにiPhone7以降もIP67なので、Appleスマホと同等というところでしょうか。余談ですが私、購入直後のiPhone7plusを使ってカモの水中写真撮ったら見事に浸水しました。

 サーマルカメラをご存知の方なら、「おお・・・」という性能です。その中でも特筆すべきは解像度とフレームレートの組合わせでしょうか。

サーマルカメラで重要視される機能はコレ

 とりわけこの手の製品で関係者から重要視されるのは

  • 解像度
  • フレームレート
  • サイズ/重さ/発展性
  • バッテリーと駆動時間

です。解像度は当然高ければ高いほどいいですし、サイズや重さは小さい方がいいに決まってます。発展性はそのサーマルカメラを他の機器に取付けられるかどうか、などです。PTQ136に限って言うとゴーグルにできるかどうか・・・。

バッテリーですが、使い捨て電池では最も高いリチウム電池123Aです。ちなみにサーマルカメラで単三電池使う製品はないと言ってもいいです。それを何本使うのか?でPTQ136は1本90分です。中には6本使って4時間駆動の機種もありますがリチウム電池6本だと3,000円はね・・・。

60Hzというフレームレートはあり得なかった

サーマルカメラはその特性上軍事転用される可能性があるので、民間の手に渡る機種の場合、多くは機能がいろんなかたちで制限されていたりします。その中でもフレームレートは軍事転用されるかどうかの重要なポイントで、通販などでぽんと購入できるサーマルカメラは9Hzまでです。

ライセンスが必要なものでも30Hzだったのがまさかの60Hzですよ。高速で移動する車両や動物などもラクラク追いかけられます。

車載用としてBMWaudiなどの高級車にも「PathFinder IRⅡ」と呼ばれるFLIR製サーマルカメラが搭載されています。とうぜん高速で移動するものなので、フレームレートも高く設定されていますが、それでも30Hzです(7.5Hzモデルもあり)。 

開封の儀

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FLIR PTQ136 Breach!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 さてさて開封の儀といきますか。ダンボールに入って送られてきました。購入先は阪神交易様。購入直前までこちらの(無視されると思っていた)マニアックな質問にも懇切丁寧に答えていただき助かりました。ありがとうございます。

FLIRとシンプルに書かれたプラスチック製のケースに入ってきます。もうこの「FLIR」というロゴだけでしびれます。タマラン。そして意外に軽い。 

ケースはペリカン製ではないものの、その分軽くて良さげです。別にケースを車で轢いたりしませんし、ペリカンだと重すぎるのでこれぐらいでいい気がします。笑っちゃうぐらい分厚いです。こんだけ分厚いんだから色々入ってるんだろうと思ったら上げ底になっててまた笑っちゃいました。きっとFLIR製品共通のハードケースなんでしょうね。

だけどそれがいいんですよね。漢らしくて。気に入ってます。すごくいい。

ではパカリと開けてみます。

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マニュアルが覆っています

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ケースに比べ中身は笑えるほどシンプル

中身は

・PTQ136 Breach

・リチウム123A

・USB TypeC

・レンズクリーナー

・説明書

・保証書

です。保証書などをのぞけば本体と電池、やたらゴツくて丈夫なUSBケーブルとレンズクリーナーだけです。

その割にこのでかいケース。いいですね。PTQ136が4台は収納できそうです。もう大興奮。

PTQ136 Breachはサーマルカメラのゲームチェンジャー 

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 まず持ってみた感想ですが、「小さい」そして「軽い」。ピンとこないかもしれませんが、サーマルカメラのゲームチェンジャーですよコレ。

手のひらに収まるサイズとはいえ200gはこんなに軽いのか、という印象。さらにリチウム電池も軽いので(13g)確かにゴーグルにもできるかも、という軽さです。性能は後述しますがトータルでとても良いですし、オススメです。さてそれでは外見を前から後ろからじっくりと舐め回すように見ていきましょう。

下部 

ここがメイン。バッテリーボックス、電源・操作用ボタンがあります。

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なにやらごちゃごちゃっとして漢らしいゴツさ。

 ボタンはシンプルに3つで、真ん中の「○」ボタンの上下に「△」ボタンが配置されています。真ん中の「○」ボタンを長押しするとスイッチオン、もう一度長押しでオフ。

5秒ほどで起動します。他にもメニューの呼び出しなどにも使います。

「○」ボタンの上下にある「△」はセレクトボタンみたいなもので、各種設定の時のメニューの選択やモニター輝度の調整などに使います。

左側面・右側面・上部

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 下部以外の三面にはレールと呼ばれるゴーグルとして使用するときにアダプターを取り付けるための「土台」が取付けられていますが、それ以外はなにもなく至ってシンプルな構成です。

正面

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 カギカッコをふたつ並べたようなFLIRのロゴが燦然と輝くゴム製レンズキャップ。これだけでご飯三杯はいけます。レンズキャップはゴムのテンションでレンズに被せる形となっているので、場合によってはどこかにひっかけるだけで外れてしまうこともありえるかも。キャップはワイヤーで本体と繋がれており、紛失防止に一役買っています。

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黒いダイヤ

 キャップを外すと・・・特徴のあるゲルマニウムレンズが顔を出します。いやーー綺麗!!黒いダイヤですよこれは!

後ろ-接眼面

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 ラバーアイピース付きのモニターです。付け根を回すことで画角の調整ができるそうです。ちなみに工場出荷時の状態でモニターレンズが汚れていました(笑)。

ラバーアイピースは写真を見る限り「硬そう」だったんですが、意外にも柔らかくプルプルプリプリしています。メガネ愛好家でも接眼してもレンズが傷つくことはなさそうです・・・が、やはり裸眼の方が密着度が高く、太陽光の差し込みが少なくなるので裸眼であることに越したことはないです。

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これ、よくできていて邪魔なときはラバーアイピースを折りたたんでおくことができます。

電池ボックス

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パカッ

 ではまず(高い)リチウム電池を入れます。キャップを外・・・し・・・硬い。回すのに力が必要です。防水機能を兼ねてのことでしょうが、にしても硬い!!というか重い!!しかも回さなくてはいけない回数が多い!!

ただ、キャップがネジにはまる直前は軽いのでその点は安心です。この手の防水機構を持ったものって回しにくいので実は空回りしてしまっていて、手を離したらピョンとキャップが外れて電池も飛び出てイラッとするのですがそういうのはありません。

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電池の向きはプラスが本体、マイナスがキャップ側になります

 みたこともないメーカーTenergy社のリチウム電池がついてきました。こういうのってエナジャイザー製じゃないの!?。まあいいけど。日本の相場でだいたい500円ぐらいするこのリチウム電池、駆動時間90分なのであっという間に使い切ります。貧乏性なのでヒヤヒヤしながら使っています。

USB TypeC

  • データの転送
  • 外部電源

 PTQ136 Breachは静止撮影・録画ができるのですが、データはTypeCを介してPCなどに転送します。

モバイルバッテリーが使えるという強み

 また、モバイルバッテリーを使い外部電源として本体を起動させることが可能です。一本500円もするリチウム電池ではなく、TypeCを使えば何十時間も駆動できます。ケーブルでつながってしまうという不便さはありますがそれを補って電池切れを気にしなくていいというのは大きな利点になります。

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これはノートパソコンに接続してデータを転送している時の画像ですが、電源をオンにすることもできます。

ヘルメットにマウントして、ゴーグル上にするのならヘルメットの後頭部側にモバイルバッテリーを取付ければ邪魔になりませんし、カウンターウェイト※1として機能するので一挙両得です。

※1.PTQ136をゴーグルにすると、顔の方に重心がかかってしまいヘルメットがズレてしまうので後ろに本体の1.5倍ほどの「重り」を取付ければバランスがとれます。そのウェイトをモバイルバッテリーにすれば電力供給とバランスウェイトの両方の役割を果たすというわけですね。

余談 FLIRはどう発音するのか

"フリアー"と呼ぶのですが、なぜかおじさま世代は何度言っても「フリャー」と言います。東海圏だからエビフリャーと発音が似てる? 

さてさて外見のレビューは以上です。次はいよいよ【実写】レポートをしていきますよ!!

 

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機能解説編 その2

PTQ136やサーマルカメラに共通する機能を解説。実際に状況別で撮影した画像や、パレットパターンと呼ばれるサーマルカメラ独自の画像表示方式を徹底的に解説しています。このパレットパターンは機能としては知られていますが、実際にどういう状況で使うのかはあまり知られていないので必読です。

skyeye-japan.hatenablog.com

 

 

その2以降の記事

夜間-昼間、山中 お惣菜編 その3

skyeye-japan.hatenablog.com

PTQ136を夜使うとどう見えるのか、日中の山の中で使うとどれぐらい見れるのかを画像表示方式の違いととも紹介しています。最新のサーマルカメラがあればスーパーのお惣菜コーナーの焼き鳥を出来たてか売れ残りかを判別することができるのか?それも試してみました。このお惣菜コーナーは(私の周りでは)反応がいいです。

PTQ136 BREACHの総合評価とサーマルカメラの苦手な環境 その4

skyeye-japan.hatenablog.com

PTQ136に関する最後の記事です。PTQ136に関する評価と改善点、そしてサーマルカメラが苦手とする「水」「雨」「温度差」を実際に撮影した写真とともに紹介しています。また、一般的ではなないサーマルカメラを購入するときはどういったことに気をつければいいのか?そのあたりのヒントも書いています。 

*1:値段は輸入代理店さんにお問い合わせ下さい

ドローンがサメからサーファーを救う!という動画のドローン解説

こんにちは!スカイアイジャパンの今井です。

こんな記事が紹介されていました。

headlines.yahoo.co.jp

サーファーの方に近づくサメを発見したライフセーバーの方が、ドローンのスピーカー機能を使い退避を促すという動画です。

大事に至らなくてよかったな、ということですが一応ここはドローン専門のブログですので使われたドローンの解説をしましょう。

使われた機体はDJI製のMavic2 EnterpriseかDual

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DJIのホームページより引用

Mavic2という機体をベースに更にエンタープライズ、つまり産業用途にステータスをふった機体というわけですね。大きな特徴として

  • モジュラーアクセサリー(スピーカー、ストロボ、ライト)の追加
  • 熱赤外線(サーモグラフィー)カメラの搭載
  • 保温機能のあるバッテリー
  • 光学2倍ズームカメラ

が挙げられます。今回の動画ではモジュラーアクセサリーの"スピーカー"が使われています。

また、熱赤外線カメラを搭載した上位機種もあってMavic2 EnterpriseDualと呼ばれています。"Dual"はカラー写真を撮影できる通常カメラと熱赤外線カメラの両方が搭載されているから"Dual"なんですね。

ちなみにお値段は両方ともEnterpriseなのでask...です。ご興味のある方はお店に問合せてみて下さい。

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DJIのホームページより引用

今回は機体の画像が少ししか映らないので断定はできませんが、おそらくMavic2 Enterprise"Zoom"の方ではないかなと思います。遭難者を発見しやすくするためにさらにお値段の高いDualを購入している可能性もありますが・・・。

Mavic2 Enterpriseのモジュラーアクセサリー

  • スピーカー
  • ストロボ
  • ライト

この3つが用途に応じて取付け、変更できます。このサーファーの方を助けたときはスピーカーが搭載されていたというわけですね。

スピーカーは100dbと大音量!!

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知人のMavic2 Enterprise

さて今回使われたスピーカー機能ですが、こんな形をしています。本体の頭の上についているんですね。

これは私のお仕事仲間の持ってるMavic2 Enterpriseの写真なんですが、すごかったです。

スピーカーの音量は100db(1m離れたところから)で、電車が通る時のガード下・自動車のクラクション、騒音のレベルは極めてうるさいとされています。

では実際どうなのかというと、耳をふさぐほどうるさいとまではいいませんが立派にスピーカーとして機能します。

100m離れたところから機体がこちらに対し反対方向を向いていてもスピーカーからの音声は聞こえました。

なので今回の動画の様に使うことはむしろ得意なところだよなぁと思ってしまいました。

どうやって使うのか

コントローラーの集音マイクを通じ、話したい内容を吹き込みます。するとデータが飛行中のドローンに転送されてスピーカーとして伝える、という仕組みです。

今回もライフセーバーの方が「サメだ!」というセリフを現場でコントローラーに吹き込んで、スピーカーから流したのではないかなと思います。

ちなみにドローンからの映像が無音なのは、ドローンのカメラは基本録音機能がないからです(プロペラの音で録音しても意味がない)。

 

今回の様にドローンが役立つとしうニュースを聞くとドローンを仕事とする身分としては嬉しくなりますね。