普通のタブレットでは日中のドローン撮影には暗すぎる!サンシェード以外の解決法
2021/01/05更新
こんにちは、スカイアイジャパンの今井です。
過去記事にもあるように、Phantom4Pro Plusのコントローラーに不具合が出てしまったときや、GS Proが必要なときはタブレットやスマホをモニターにできるコントローラーを使っています。
これですね。
ipad mini2を使っていますが、屋外で使用するには画面の明るさが十分ではありません。また、画面の明るさの問題を解決する方法を調べていくうちに色んなことがわかってきました。
そこで今回はドローン用ディスプレイや輝度、そしてその問題を解決するであろうDJIのCrystalSkyディスプレイについてご紹介したいと思います。
現状で簡単に安く手に入る高輝度ディスプレイはない
まず、安い・明るくて見やすいという基準ですが
- 2-3万円ぐらいの値段
- 700cd/m2以上の明るさ
- タッチパネル
とします。
2-3万円を基準にしたのは、ipad miniの中古市場のお値段です。
700cd/m2は見慣れませんが、明るさの単位です。経験的に屋外でもモニターを読めるのは700cd/m2ぐらいでした。
元も子もない言い方ですが、結論から言ってしまうと、一般的なipad miniのお値段でしかも日中でもはっきりと画面を確認できるほどの高輝度タブレットやスマホはなさそうです。本当に残念ですが。
→ギャラクシーS2は1000cd/m2らしいので、これを使うと問題解決にはなりそうです。
タブレットやスマホを高輝度ディスプレイに接続すれば問題解決できるかも(事実上ディスプレイが2枚になる)、と思って探してみましたがそういうのもなさそうです。残念!
となるとやっぱりサンシェード・・・というのが現実的な解決法の様です。
アクロバティックな方法として屋外用デジタルサイネージというのもありますが、これをドローンのディスプレイにするのはちょっとアレすぎますよね(笑)
DJIのCrystalSkyディスプレイは2倍の明るさ
日本ではレビューも少ないのですが、Pro Plus(もしくはadvanced Plus)のディスプレイはCrystalSkyと呼ばれるDJI社初めてのドローン専用ディスプレイで、一般的なディスプレイより2倍明るいという特徴があります。
一度CrystalSkyディスプレイの明るさになれてしまうと他のタブレットの明るさでは満足できない体になってしまい個人的にかなり気に入ってます(アプリの不安定さを除いて)。
一般的なタブレットが400cd/m2程度ですので2倍明るい、ということになります。
体感的には700cd/m2は欲しい
後述しますが、日中でもサンシェードを使ったり影をつくったりすることで「それなりに見ることができるな」と感じる輝度は700cd/m2ぐらいからです。400cd/m2は日中の使用にはちょいとキツい感じです。日中の曇りの日でも怪しいなーというレベル。
手に入りやすいタブレットやスマホの明るさ
ではドローン用タブレットとして最も使われているiPhoneやiPadなどの明るさはどれぐらいなのでしょうか。以下に実測値として後悔されているデータを幾つか集めてみました。
iPadシリーズ
iPhoneシリーズ
色んなサイトで計測されたものを載せているのでバラバラですが、ipadのディスプレイは430~450cd/m2程度、近年のiPhoneで500cd/m2を超えているということですね。私自身iPhone7Plusユーザーでもあるのでこちらをディスプレイにした方が見やすいな、というのは体感としてありましたがiPhone7Plusが700cd/m2,ipad miniシリーズが450cd/m2だと数値としてみると納得です。
※iPhone7の場合自動調光にすると700cd/m2になるようです。マニュアル調光で最大輝度にしても600cd/m2なのだとか。
また、参考として
- XperiaXZPremium:700cd/m2(2017年6月発売の最新機種)
- google Nexsus7:570cd/m2
- Galaxy tab 4 8.0 337cd/m2
というものもありました。
個人的にXperiaXZ Preimiumは意外だったのでこの選択肢もあるなと思っています。
※パナソニックのタフパッドG1(FZ-G1R)は800cd/m2で、この明るさは野外でも使えるディスプレイとして紹介されています。
800cd/m2までいくと特徴の1つとして紹介できるというのが現状のようです。
高輝度のCrystalSkyディスプレイが今後別売りでシリーズ化される
結局のところ、輝度が十分にあるモニターを探すとDJI社の製品に行きつくようです。
CrystalSky 7.85inch
DJIは今後高輝度を売りとする5.5inch(一般的なスマホサイズ)と7.85inch(ipad miniと同じサイズ)のCrystalSkyディスプレイを3種類発売するわけですが、
- 5.5inch:1000cd/m2(1920✕1080) 56,000円
- 7.85inch:1000cd/m2(2048✕1536) 72,000円
- 7.85inch超高輝度:2000cd/m2(2048✕1536) 110,000円
7.85inch超高輝度モデルは5.5inchの2倍のまさかの10万円超えの値段です。Sparkより高いじゃないの・・・・
ちなみに2000cd/m2ですが、この明るさのディスプレイは他には前述の屋外用のデジタルサイネージぐらいです。そのデジタルサイネージでも最も明るいもので2500cd/m2なのでそれに匹敵する変態的な明るさになります。天井に貼り付けておけばちょっとした蛍光灯代わりにはなるかもしれません。そう思うと安い。
まとめ
ここまで引っ張っておいてなんですが、結局のところドローン用で屋外でも使える高輝度ディスプレイはそれなりの値段を出してCrystalSkyディスプレイを買うしかなさそうです。
ドローン用の高輝度ディスプレイが全く存在しないよりはマシ、かもしれませんがやはりそれなりの経済力は持っていないと駄目ですね。
DJI Phantom4 ProPlusコントローラーの不具合により使用中止
こんにちはスカイアイジャパンの今井です。
下記にこんな記事を書いておいてなんですが・・・
Phantom4 Pro Plusコントローラー、不具合でどうしょうもないので一旦使用中止にしました。
詳細は上記の記事を読んでいただくとして、結局DJIへ確認してもらう原因となった
録画を開始するとコントローラーが強制的にディスプレイがシャットダウンし、再起不能になる
不具合は直っていませんでした。
コントローラーの不具合ということでDJIからはコントローラーまるごと交換となったわけですが、結局最近になり同様の症状が出てしまい購入先のSytem5さんにも相談したのですがお手上げということで使用を控えることにしました。
ipadを使う通常のコントローラーを使っていますが、明るさが足りず画面が暗い・・・
というのが本音です。ただ、DJI GO4アプリ自体の完成度はipadの方が高いですね。Pro Plusの方はandroidベースですが怪しい英語やら中文やらが一杯です(笑)
うーん、早くファームウェアのアップデートが来てほしいです。
海外のDJI Forumにもコメントして聞いてみたんですが、あまり反応はなく(笑)。
8月に県との合同調査があるので間に合わないかなぁ間に合わないだろうなぁ
という感じです。
Phantom4 Pro Plus本国から修理されて戻ってきました
こんにちは、スカイアイジャパンの今井です。
最新ファームウェアのアップデートが原因で不具合のでたPhatom4ProPlusコントローラーとPhantom4Pro本体の両方が本国DJIから無事帰還しました。
おそらくはコントローラーの不具合だけだろう、との見方でしたが購入先であるSystem5さんからのアドバイスもあり本体も念のためにということで送って確認してもらってきました。
ファームウェアアップデートによる問題の解決法
症状の詳細は上記ブログを読んでいただくとして、録画ができなくなってしまったんですよね。
録画を開始するとPhantom4Proからの映像を映し出すディスプレイが強制シャットダウンしてしまう。何をやっても駄目でした。
本体まるごと交換
結局、Phantom4Proに問題はなかったもののコントローラーに原因があるということでコントローラーまるごと無償で交換ということになりました。ちなみにこれで2回目です(1回目は5月)。これを修理というのかは微妙ですが、そんな感じです。
学んだこと
ドローン操作時に当たり前にみている映像ですが、これがどれほど重要かを強く感じさせられる一件でした。
突然映像が消えてしまうと、ドローンの位置を把握していたとしてもかなり不安になります。また、ありがちなこととして映像をみながら機体位置を調整するときは機体位置を見ているわけではないので突然シャットダウンすると、実際どこに機体がいるのか見つけられないことも出てきます。
このあたりは対処法を考えています。
余談
Phantom4ProPlusの場合、コントローラーとPhantom4Proとが繋がっている間は撮影した映像データが自動でコントローラー内のHDD(SSD?)に転送されます。
今回の一件で今使っているコントローラーをDJI工場内部で点検している映像が残っていました(笑)
あーDJIってこんな風になってるのね、とちょっと感慨深いものがありました。
あと、私が次に買うのならこれだと思っているDJIのMatriceM200シリーズの出荷前のケースが写っていました。かなりレアな映像?かもしれません(笑)
DJI Phantom4 Proファームウェアの不具合により本国へ強制送還・・・!
こんにちはスカイアイジャパンの今井です。
仕事用でもあり、愛機でもあるPhantom4Pro Plusがファームウェアアップデートによる不具合により本国中国へ強制送還されました・・・
ちょうど撮影の依頼があり、現在待っていただいてる状況なのでとても心苦しいです。観光などの空撮の仕事は何度もあったのですが今回は調査関係の依頼だったのでなんとかなってほしいですね。
さて、今回は一体全体なにが起こったのか? 全国のPhantom4ユーザーの皆さんやドローンファンの方のお役に立てればと思い報告もかねてレポートしたいと思います。
不具合のあったコントローラー
ことの発端
上記の記事でも言及している6月に配信されたファームウェアアップデートですが、Phantom4本体からの映像がコントローラーにつながらないという不具合が発生していました。
私だけかなぁ?と思っていましたが購入先のSystem5さんによると珍しい(?)話ではなく、それなりの数が報告されているよう。海外の掲示板でもそのことについては大きなトピックスになっています。
現時点で100以上のコメントが付いています。
新たな不具合の発生。録画ができない
私のPhantom4Pro Plusもご多分にもれずこの不具合を発症したのですが、それだけで終わりませんでした。映像はコントローラーに映し出されるのに、録画できないという問題に直面しました。
実際は録画できてはいるんですが、録画を開始するとコントローラーのディスプレイが強制シャットダウンしてしまい何を映してるか全くわからなくなってしまうんです。これにはまいりました。
ちなみに映像をみてPhantom4を操縦する・静止画を撮る、ということはできます。録画を開始すると発作が・・・
System5さんにも何度も電話をかけて相談していただいたのですが、結局原因はわからず。話し合いの末本体とコントローラーを見てもらうためにSystem5さんに送ったのですがそれでも問題は解決できず、DJI本社へと無事送られることとなりました。
疑問点
DJI GogglesにはHDMIを通して録画中の映像は確認できた、というのは不思議です。コントローラーについているディスプレイとの相性が悪いということですかね。
記事にはしていなかったのですが、前回のアップデートでも似たような症状があってこの時はアルバムを開くとディスプレイが強制シャットダウンというものでした。
結局これもコントローラーをDJI本社に送っていただき、本体まるごと交換ということで事なきを得たのでした。
対処法
- ファームウェアアップデートは様子見する(DJIフォーラムを読む)
- アップデートするときはスケジュールと照らし合わせる(2週間の猶予は必要)
まずはDJIが本体・コントローラーのファームウェアをリリースした時は様子見したほうがいいですね(笑)。日本ではそんなにありませんが、前述のフォーラムにはかなりの情報がオンタイムでアップされています。英語力が必要ですが、そこまで難しい単語もないのでそこそこ読めるかと思います。
アップデートする場合は2週間はPhantomが無くてもいいという時が良いです。2週間、というのは本体をDJIに送った場合修理にかかる目安です(当然、不具合の程度にもよりますが)
私の場合、今までは別のコントローラーを使ったりしてなんとか仕事には支障がでないようにしてきたのですが今回は本体も含めてまるごとだったのでやることがありません(笑)。仕事としても、趣味としてもPhantom4を飛ばせないので出先で
あ〜ここ撮影するといいなぁ〜。あ、Phatomないんだっけ・・・
という状態なので早く帰ってきてほしいです。最近はPhantom操縦を教えてほしいという話もあって、マニュアルを作成していますがこのあたりは書いておこうかなと思います。
DJI Goggles完全マニュアル コレだけ読んどきゃ大丈夫!
こんにちはスカイアイジャパンの今井です。
モニターとヘッドトラッキングという2つの機能を持つDJI Goggles、使用していくにつれ色んなことがわかってきました。
まずはGogglesで出来ることを紹介してきます。
本機種の開封レビューなどはこちら。
Gogglesでできること早見表
Gogglesは大まかにですが
- ヘッドトラッキング
- ドローンの飛行モードの命令
- 各種設定・撮影モードの設定
これらのことができるようになっています。
ヘッドトラッキング(公式ではショートカットと呼ばれてます)
これはヘッドトラッキングモード選択画面です。Gogglesの目玉機能であるヘッドトラッキングとドローンを「どれぐらい」同期させるか、みたいなものですね。
- ドローン本体
- ジンバル(ドローンのカメラ)
この2つをヘッドトラッキングで動かすことができるんですが、この時に「本体の動きとジンバル」の両方か「ジンバル」だけ動かすのかを決めることができます。とうぜんヘッドトラッキング機能を無効にすることでモニターの代わりにすることもできます。
インテリジェントフライトモード
これはインテリジェントフライトモード選択画面です。DJIのドローンシリーズに搭載されている飛行モードで、これ自体は特に目新しい機能ではないのでGogglesすげぇ!とはなりませんが、Goggles特有の使い方になっています。後ほどTapFlyとActiveTrackを使って紹介します。
- TapFly
- ActiveTrack
- 地形フォローモード
- トライポッドモード
その他
Gogglesの設定(ヘッドトラッキングの感度や明るさなど)や、写真撮影の設定などができます。
それでは詳細を見ていきましょう。
Goggles機能(ショートカット)
ヘッドトラッキングを有効にするにはGooglesの機能(ショートカット)を呼び出しする必要があります。二本指でタッチパネルを下にスワイプすると下記のGogglesの機能が表れます。
全画面モード
完全に映像のみに特化したモードです。
全画面モードが有効な場合、フライト情報とメニューは全て非表示になります。注意して飛行して下さい。Gogglesの戻るボタンまたは送信機のC2を押して終了します
計器類(高度・速度など)全てGogglesのディスプレイ上から消えてしまうので本当に飛んでいるかのような映像を楽しめます。が、飛行に必要な情報も全て消えてしまうので注意が必要です。
一応全画面モードで見えている映像を撮ってみましたが、普通の写真ですね・・・
ヘッドトラッキング飛行
ヘッドトラッキングでドローンとジンバルを動かすGogglesで出来ること全盛りした機能です。
頭の動きで機体の飛行やジンバルの角度を制御します。頭を上下させることで、-90°〜30°の間でジンバルのピッチをコントロールします。
頭を左右に回転させて機体のヨーをコントロールします。ヘッドトラッキングは送信機と同時に使用することができます。
より快適な体験を得るため、安定した映像伝送チャンネルに切り替えます。
- 本体の回転
- ジンバルの上下の動き
この2つをGogglesを使って動かすというわけです。静止画ではわかりにくいので下記の画像で説明します。
本体の動き
Gogglesを装着して左右に振り向くと振り向いている間だけドローンが回転します。ドローンの回転速度は振り向く角度が大きいほど速くなります。
ヘッドトラッキング飛行モードを有効にした時にGoggles装着者が見ていた方向が基準になります。
ジンバルの動き
ジンバルの上下の動きとGogglesの見上げる・見下げる動きが連動します。上を向くとジンバルは上に、下に向くとジンバルは下に動きます。
ヘッドトラッキングジンバル
ヘッドトラッキングでジンバルの動きのみ動かす機能です。
頭の動きでジンバルの角度を制御します。頭を上下することで、-90°〜30°の間でジンバルのピッチをコントロールします。
頭を左右に回転させて-30°〜30°の間で機体のヨーをコントロールします。
より快適な体験を得るため、安定した映像伝送チャンネルに切り替えます。
これ多分Goggles内の説明は間違えてると思います。このモードでは機体のヨー(回転)はコントロールできません。ジンバルを上下左右に動かすだけです。
- -90°=真下
- 0°=正面
- +30°=上方に30°
- 左右に30°
ジンバルを左右に-30°〜+30°までふれるのはヘッドトラッキングモードのみで、今までのプロポでジンバルを左右にコントロールすることはできませんでした。ちなみに左右に30°までふるとPhantom4の足が画面に映ります。
ジンバル前方/下方
ジンバルを真下か真正面のどちらかにタッチするだけで切り替える機能です。
タッチパッドをタップして素早くジンバルを調整し、前方か地面に対して垂直に向けます。
タッチパッドをタップしても機能せず、ジンバル前方/下方モードを有効にした瞬間に真下にジンバルが向きました。個人的に無くてもいい機能ではないかな・・・唯一使いみちがよくわからない機能です。
インテリジェントフライトモード
DJIのドローンに搭載されているフライトモードです。Gogglesを使って操作する、というだけのものなのでそこまで目新しいものはありません。
一つ大切なことですが、Gogglesのヘッドトラッキングモードが有効になっている時はインテリジェントフライトモードでもヘッドトラッキングが有効になっています。
それではTapFlyとActiveTrackモードを使っての説明です。
TapFly
Goggles上で選択したところへドローンが一直線に飛行するモードです。
TapFlyモードを有効にすると画面上にカーソルが出現するので、Gogglesのヘッドトラッキング機能を使いカーソルを動かして方向を決めます。※仮にヘッドトラッキング機能が無効の状態であってもカーソルはヘッドトラッキングで動かせます。
TapFlyモードを有効にすると「十」のカーソルが出てきます。ここに向かってドローンが飛行しますよという意味です。ヘッドトラッキングで「十」を動かします。
飛行する方向が決まったらタッチパッドをタップ。すると「GO」と出てきます。もう一度タップで飛行を開始します。
飛行開始。この方向に向かってドローンは飛行しつづけます。中止する時はGoggles本体の下部にある「戻る」ボタンを押します。
ActiveTrack
注目したい対象や動くものをロックオンしてその目標を追跡するモードです。
有効にするとTapFlyと同じカーソルが表れます。
ヘッドトラッキングで「十」のカーソルを動かし、注目したい対象の近くでタッチパッドをタップします。すると、タップした時にカーソルがあったところを起点としてスクエアを描けるようになります。
今回は公衆便所を注目します。スクエアを作成している途中です。Gogglesを左に回転させているのでカーソルも左へ動きます。
Gogglesを下に向けたのでカーソルも下へ動きます。公衆便所をスクエアで囲むことができました。
タッチパッドをタップして決定します。被写体が遠すぎたようです(笑)。
これできちんと作動すればドローンは公衆便所を中心として飛行します。
その他
- Gogglesの機能
- 写真撮影
Gogglesの機能
ツールボックスアイコンを選択すると9つの項目が出てきます。余談ですが、二本指でタッチパッドを長押しするとスクリーンショットができます。これはその瞬間をさらにスクリーンショットしたものなので、画面右上にスクリーンショットが成功したこお知らせが表示されています。
撮影モードの設定
カメラアイコンを選択すると撮影モードの設定変更ができます。
以上、Gogglesの機能を紹介しました。私はGogglesを買ったはいいものの公式サイトでも一体全体何があるのか、何ができて何ができないのかわからない状態でした。
そこで数日かけて殆どの機能を試してみて執筆したのが本記事になります。
これからGogglesを買おうとしているかた、買ったけどよくわからない方の参考になれば幸いです。
DJI Goggles 購入する前に絶対知っておいてほしいこと
こんにちはスカイアイジャパンの今井です。
最近購入したDJI Gogglesですが使用するにつれ購入前に知っておいた方がよかった点が幾つかわかってきました。
今回の記事ではオフィシャルページには書かれていないものの、すごく大切なことなのでその点についてお話しようと思います。購入を考えている方、迷っている方がいたらぜひ参考にしてみてください。
私が過去に書いたGogglesのレビューはこちら。
Gogglesオフィシャルページはこちら。
購入前にぜひ知っておいてほしいこと
ドローンのプロポ(コントローラーのこと)の種類によっては思い切り機能が制限されるということです。状況によっては使えないこともあります。違いはプロポにモニターがついているかどうか、ですが詳しく解説します。
制限される機能
- ヘッドトラッキング
- インテリジェントフライトモード
該当するプロポ
- Phantom4
- Phantom4 Pro
- Phantom4 Advanced
- Inspire2
左:Phantom4Pro,Advancedプロポ 右:Inspire2プロポ
該当しないプロポ
- Mavic Pro
- Phantom4 Pro Plus
- Phantom4 Advanced Plus
左:Phantom4 Pro,AdvancedのPlus用プロポ 右:Mavic Pro用プロポ
違いは専用のモニターがついているかどうか。
理由はUSBポート
Goggles一番の売りである「ヘッドトラッキング」と「インテリジェントフライトモード」ですが、これはUSBポートを使ってのみ機能します。社外製のタブレットを使っている方がほとんどだと思いますが、そのタブレットは必ずUSBポートを使いますよね。つまり、Gogglesを接続したらタブレットは使えなくなります。
(推奨されていませんが)1人で使う場合、タブレットが使えなくなるだけですが2人で使う場合はけっこう大変です。
オペレーター(操縦者)がGogglesを使う場合
他の方はできることはありません。オペレーターがキャッキャ楽しんでいる横でヤキモキするしかないです。まさに生殺し
スポッター(操縦者以外の人)がGogglesを使う場合
オペレーターがドローンを操縦し、スポッターがその映像を楽しむというパターンです。この場合オペレーターは目視のみの操縦になります。USBポートはGogglesに使用されているのでタブレットは使えません。
知人があっち行って、こっち行ってと言うのに「はいはい」と従って目視でドローンを飛ばすしかないわけです。
余談ですがコントロールの主導権がある人をマスター(主人)、それに付随する人をスレイブ(つき人)というのですが通常ドローンを操縦する人がマスターになるのでこの場合スレイブがマスターに指示をする形になります。
対処法
Phantom4シリーズのみですが、対処法は2つあります。
- 新たにモニター付きプロポを買う
- HDMIモジュールを購入して、プロポに取り付ける
どちらも万単位でお金がかかります。
新たにモニター付きプロポを買う
代理店で購入する場合、77,000円です。高い!!Gogglesより高い!!
HDMIモジュールを購入して、プロポに取り付ける
HDMIモジュール
代理店で購入する場合、13,400円です。それでも機能は制限されます。
GogglesはHDMIを通してでしか見ることができません。その場合映像を見るだけになるのでヘッドトラッキングやインテリジェントフライトは使えません。
まとめ
Gogglesの機能を最大に発揮するための条件を今回は紹介しました。
単純にGogglesを「モニター」として使いたい場合はそこまで問題はありません。しかし購入を検討されている方は「ヘッドトラッキング」や「インテリジェントフライトモード」を楽しみにされているのではないでしょうか。
DJIもそのような形で紹介していますしね。実際にはプロポの関係でそれができないということも有りえるよ、とそのあたりを購入する前に知ってほしいと感じたためこの記事を書かせていただきました。
Youtubeクリエイターツール オーディオライブラリにおける帰属表示の書き方
こんにちはスカイアイジャパンの今井です。
ドローンの空撮動画の編集を行うときに、BGMはだいたいYoutubeのフリーBGMであるクリエイターツールオーディオライブラリを使用しています。
ものすごく有り難いサービスで感謝しきりなんですが、BGMの中にはタイトルの様に帰属表示はしっかり書いてほしいというBGMもあります。一手間かかるところですが、自分の気に入った曲なら使いたいですよね。だけどYoutube のこの表示の仕方が異常にわかりにくい。こんな風に書かれています。
この曲は動画でご自由にお使いいただけますが、以下の帰属表示を動画の説明に必ず明記してください: __アーティスト__の__タイトル__は、__ライセンス名__ライセンス(__ライセンス_url__)でライセンス付与されています。
ソース: __トラック_url__アーティスト: http://incompetech.com/
なんだこれ・・・
この文章をひな形として、どこかに色々いれればいいのだろうというのはなんとなくわかります。しかしどうすればいいのかわからない。ということでCMM様の動画を参考にまとめてみました。
結局のところ帰属表示に必要なのは
- アーティスト
- タイトル
- ライセンス名
- ライセンス
- ソース(トラックURL)
- アーティスト(のURL)
この6つです。この6つをYoutube側の用意した文章に埋め込んで、動画のどこかに書いておけばOKということですね。
本記事では
- わかりにくい上記の文章を何がいいたいのか整理する
- 必要となる帰属表示がどこにあるか見つけ、文章に埋める
この順で解説していきます。
まずは実際のYoutubeの画像をみてみましょう。
__アーティスト__の__タイトル__は、__ライセンス名__ライセンス(__ライセンス_url__)でライセンス付与されています。
冒頭でも触れましたが、このひな形の文章のわかりにくいところは"_"があるからです。カッコ内の「__ライセンス_url__」も参考先が書かれているだけなので実際に書く時は必要ありません。これもまた混乱するきっかけになっています。
まずはこの文章が何を言っているのか記入が必要な下記4点を残し、余計な部分を消してみましょう。(5のソース、6のアーティストは後述)
アーティストのタイトルは、ライセンス名ライセンスでライセンス付与されています。
これでなんとなくどこに何をいれればよいかわかったと思います。つまり、
- アーティスト
- タイトル
- ライセンス名
- ライセンス
この4点を上の文章に入れろ、ということですね。では実際に上の文章をひな形として何を参考すれにしてよいか解説します。
帰属表示を見つける
アーティスト、タイトル
まずはアーティストとタイトルですが、これはYoutubeオーディオライブラリ内に書かれています。なのでそれをコピーして、ひな形の文章にペーストします。
①アーティスト名:Kevin MacLeod
②タイトル:Acid Jazz
Kevin MacLeodのAcid Jazzは、ライセンス名ライセンスでライセンス付与されています。
ここまでできました。次に③ライセンス④ライセンス名を書きます。
ライセンス、ライセンス名
ライセンスとライセンス名はかっこ内の「__ライセンス_url__」と書かれたところのリンク先にあります。
上記の画像がリンク先です。どれがライセンス名でどれがライセンスかわかりにくいのでこれを参考にしてください。
③ライセンス名→creative commons
④ライセンス→Attribution 4.0 International(CC BY 4.0)
ライセンス名はcreative commonsを、ライセンスはAttribution 4.0 International(CC BY 4.0)と書けばよいということですね。
これで①〜④の全てが埋まりました。上記をリンク先ページからコピーしてひな形の文章にペーストします。
Kevin MacLeodのAcid Jazzは、creative commons「Attribution 4.0 International(CC BY 4.0)」でライセンス付与されています。
ソース、アーティスト
先ほどのひな形の文章の下にあるソースとアーティストを埋めていきます。
ソースはこの「__トラック__url__」のリンク先にあるのでそこのURLをコピーします。
アーティストはそのままURLをコピーすればOK。
⑤ソース:https://freemusicarchive.org/music/Kevin_MacLeod/Jazz_Sampler/AcidJazz_1430
⑥アーティスト:http://incompetech.com/
以上①〜⑥をまとめると
Kevin MacLeodのAcid Jazzは、creative commons「Attribution 4.0 International(CC BY 4.0)」でライセンス付与されています。
ソース:https://freemusicarchive.org/music/Kevin_MacLeod/Jazz_Sampler/AcidJazz_1430
アーティスト:http://incompetech.com/
これで完成です。
まとめ
アーティストのタイトルは、ライセンス名ライセンスでライセンス付与されています。
この文章をひな形として
- アーティスト:Youtubeオーディオライブラリから
- タイトル:Youtubeオーディオライブラリから
- ライセンス名:ライセンスurlから
- ライセンス:ライセンスurlから
- ソース:__トラック__url__から
- アーティスト:表示されているURLをそのまま使う
この様にしていけば問題ありません。最初は戸惑うかもしれませんが、一旦なれてしまうと簡単です。
それでは快適な動画編集ライフをお送りください!