DJI Goggles 購入する前に絶対知っておいてほしいこと
こんにちはスカイアイジャパンの今井です。
最近購入したDJI Gogglesですが使用するにつれ購入前に知っておいた方がよかった点が幾つかわかってきました。
今回の記事ではオフィシャルページには書かれていないものの、すごく大切なことなのでその点についてお話しようと思います。購入を考えている方、迷っている方がいたらぜひ参考にしてみてください。
私が過去に書いたGogglesのレビューはこちら。
Gogglesオフィシャルページはこちら。
購入前にぜひ知っておいてほしいこと
ドローンのプロポ(コントローラーのこと)の種類によっては思い切り機能が制限されるということです。状況によっては使えないこともあります。違いはプロポにモニターがついているかどうか、ですが詳しく解説します。
制限される機能
- ヘッドトラッキング
- インテリジェントフライトモード
該当するプロポ
- Phantom4
- Phantom4 Pro
- Phantom4 Advanced
- Inspire2
左:Phantom4Pro,Advancedプロポ 右:Inspire2プロポ
該当しないプロポ
- Mavic Pro
- Phantom4 Pro Plus
- Phantom4 Advanced Plus
左:Phantom4 Pro,AdvancedのPlus用プロポ 右:Mavic Pro用プロポ
違いは専用のモニターがついているかどうか。
理由はUSBポート
Goggles一番の売りである「ヘッドトラッキング」と「インテリジェントフライトモード」ですが、これはUSBポートを使ってのみ機能します。社外製のタブレットを使っている方がほとんどだと思いますが、そのタブレットは必ずUSBポートを使いますよね。つまり、Gogglesを接続したらタブレットは使えなくなります。
(推奨されていませんが)1人で使う場合、タブレットが使えなくなるだけですが2人で使う場合はけっこう大変です。
オペレーター(操縦者)がGogglesを使う場合
他の方はできることはありません。オペレーターがキャッキャ楽しんでいる横でヤキモキするしかないです。まさに生殺し
スポッター(操縦者以外の人)がGogglesを使う場合
オペレーターがドローンを操縦し、スポッターがその映像を楽しむというパターンです。この場合オペレーターは目視のみの操縦になります。USBポートはGogglesに使用されているのでタブレットは使えません。
知人があっち行って、こっち行ってと言うのに「はいはい」と従って目視でドローンを飛ばすしかないわけです。
余談ですがコントロールの主導権がある人をマスター(主人)、それに付随する人をスレイブ(つき人)というのですが通常ドローンを操縦する人がマスターになるのでこの場合スレイブがマスターに指示をする形になります。
対処法
Phantom4シリーズのみですが、対処法は2つあります。
- 新たにモニター付きプロポを買う
- HDMIモジュールを購入して、プロポに取り付ける
どちらも万単位でお金がかかります。
新たにモニター付きプロポを買う
代理店で購入する場合、77,000円です。高い!!Gogglesより高い!!
HDMIモジュールを購入して、プロポに取り付ける
HDMIモジュール
代理店で購入する場合、13,400円です。それでも機能は制限されます。
GogglesはHDMIを通してでしか見ることができません。その場合映像を見るだけになるのでヘッドトラッキングやインテリジェントフライトは使えません。
まとめ
Gogglesの機能を最大に発揮するための条件を今回は紹介しました。
単純にGogglesを「モニター」として使いたい場合はそこまで問題はありません。しかし購入を検討されている方は「ヘッドトラッキング」や「インテリジェントフライトモード」を楽しみにされているのではないでしょうか。
DJIもそのような形で紹介していますしね。実際にはプロポの関係でそれができないということも有りえるよ、とそのあたりを購入する前に知ってほしいと感じたためこの記事を書かせていただきました。