DJI Goggles完全マニュアル コレだけ読んどきゃ大丈夫!
こんにちはスカイアイジャパンの今井です。
モニターとヘッドトラッキングという2つの機能を持つDJI Goggles、使用していくにつれ色んなことがわかってきました。
まずはGogglesで出来ることを紹介してきます。
本機種の開封レビューなどはこちら。
Gogglesでできること早見表
Gogglesは大まかにですが
- ヘッドトラッキング
- ドローンの飛行モードの命令
- 各種設定・撮影モードの設定
これらのことができるようになっています。
ヘッドトラッキング(公式ではショートカットと呼ばれてます)
これはヘッドトラッキングモード選択画面です。Gogglesの目玉機能であるヘッドトラッキングとドローンを「どれぐらい」同期させるか、みたいなものですね。
- ドローン本体
- ジンバル(ドローンのカメラ)
この2つをヘッドトラッキングで動かすことができるんですが、この時に「本体の動きとジンバル」の両方か「ジンバル」だけ動かすのかを決めることができます。とうぜんヘッドトラッキング機能を無効にすることでモニターの代わりにすることもできます。
インテリジェントフライトモード
これはインテリジェントフライトモード選択画面です。DJIのドローンシリーズに搭載されている飛行モードで、これ自体は特に目新しい機能ではないのでGogglesすげぇ!とはなりませんが、Goggles特有の使い方になっています。後ほどTapFlyとActiveTrackを使って紹介します。
- TapFly
- ActiveTrack
- 地形フォローモード
- トライポッドモード
その他
Gogglesの設定(ヘッドトラッキングの感度や明るさなど)や、写真撮影の設定などができます。
それでは詳細を見ていきましょう。
Goggles機能(ショートカット)
ヘッドトラッキングを有効にするにはGooglesの機能(ショートカット)を呼び出しする必要があります。二本指でタッチパネルを下にスワイプすると下記のGogglesの機能が表れます。
全画面モード
完全に映像のみに特化したモードです。
全画面モードが有効な場合、フライト情報とメニューは全て非表示になります。注意して飛行して下さい。Gogglesの戻るボタンまたは送信機のC2を押して終了します
計器類(高度・速度など)全てGogglesのディスプレイ上から消えてしまうので本当に飛んでいるかのような映像を楽しめます。が、飛行に必要な情報も全て消えてしまうので注意が必要です。
一応全画面モードで見えている映像を撮ってみましたが、普通の写真ですね・・・
ヘッドトラッキング飛行
ヘッドトラッキングでドローンとジンバルを動かすGogglesで出来ること全盛りした機能です。
頭の動きで機体の飛行やジンバルの角度を制御します。頭を上下させることで、-90°〜30°の間でジンバルのピッチをコントロールします。
頭を左右に回転させて機体のヨーをコントロールします。ヘッドトラッキングは送信機と同時に使用することができます。
より快適な体験を得るため、安定した映像伝送チャンネルに切り替えます。
- 本体の回転
- ジンバルの上下の動き
この2つをGogglesを使って動かすというわけです。静止画ではわかりにくいので下記の画像で説明します。
本体の動き
Gogglesを装着して左右に振り向くと振り向いている間だけドローンが回転します。ドローンの回転速度は振り向く角度が大きいほど速くなります。
ヘッドトラッキング飛行モードを有効にした時にGoggles装着者が見ていた方向が基準になります。
ジンバルの動き
ジンバルの上下の動きとGogglesの見上げる・見下げる動きが連動します。上を向くとジンバルは上に、下に向くとジンバルは下に動きます。
ヘッドトラッキングジンバル
ヘッドトラッキングでジンバルの動きのみ動かす機能です。
頭の動きでジンバルの角度を制御します。頭を上下することで、-90°〜30°の間でジンバルのピッチをコントロールします。
頭を左右に回転させて-30°〜30°の間で機体のヨーをコントロールします。
より快適な体験を得るため、安定した映像伝送チャンネルに切り替えます。
これ多分Goggles内の説明は間違えてると思います。このモードでは機体のヨー(回転)はコントロールできません。ジンバルを上下左右に動かすだけです。
- -90°=真下
- 0°=正面
- +30°=上方に30°
- 左右に30°
ジンバルを左右に-30°〜+30°までふれるのはヘッドトラッキングモードのみで、今までのプロポでジンバルを左右にコントロールすることはできませんでした。ちなみに左右に30°までふるとPhantom4の足が画面に映ります。
ジンバル前方/下方
ジンバルを真下か真正面のどちらかにタッチするだけで切り替える機能です。
タッチパッドをタップして素早くジンバルを調整し、前方か地面に対して垂直に向けます。
タッチパッドをタップしても機能せず、ジンバル前方/下方モードを有効にした瞬間に真下にジンバルが向きました。個人的に無くてもいい機能ではないかな・・・唯一使いみちがよくわからない機能です。
インテリジェントフライトモード
DJIのドローンに搭載されているフライトモードです。Gogglesを使って操作する、というだけのものなのでそこまで目新しいものはありません。
一つ大切なことですが、Gogglesのヘッドトラッキングモードが有効になっている時はインテリジェントフライトモードでもヘッドトラッキングが有効になっています。
それではTapFlyとActiveTrackモードを使っての説明です。
TapFly
Goggles上で選択したところへドローンが一直線に飛行するモードです。
TapFlyモードを有効にすると画面上にカーソルが出現するので、Gogglesのヘッドトラッキング機能を使いカーソルを動かして方向を決めます。※仮にヘッドトラッキング機能が無効の状態であってもカーソルはヘッドトラッキングで動かせます。
TapFlyモードを有効にすると「十」のカーソルが出てきます。ここに向かってドローンが飛行しますよという意味です。ヘッドトラッキングで「十」を動かします。
飛行する方向が決まったらタッチパッドをタップ。すると「GO」と出てきます。もう一度タップで飛行を開始します。
飛行開始。この方向に向かってドローンは飛行しつづけます。中止する時はGoggles本体の下部にある「戻る」ボタンを押します。
ActiveTrack
注目したい対象や動くものをロックオンしてその目標を追跡するモードです。
有効にするとTapFlyと同じカーソルが表れます。
ヘッドトラッキングで「十」のカーソルを動かし、注目したい対象の近くでタッチパッドをタップします。すると、タップした時にカーソルがあったところを起点としてスクエアを描けるようになります。
今回は公衆便所を注目します。スクエアを作成している途中です。Gogglesを左に回転させているのでカーソルも左へ動きます。
Gogglesを下に向けたのでカーソルも下へ動きます。公衆便所をスクエアで囲むことができました。
タッチパッドをタップして決定します。被写体が遠すぎたようです(笑)。
これできちんと作動すればドローンは公衆便所を中心として飛行します。
その他
- Gogglesの機能
- 写真撮影
Gogglesの機能
ツールボックスアイコンを選択すると9つの項目が出てきます。余談ですが、二本指でタッチパッドを長押しするとスクリーンショットができます。これはその瞬間をさらにスクリーンショットしたものなので、画面右上にスクリーンショットが成功したこお知らせが表示されています。
撮影モードの設定
カメラアイコンを選択すると撮影モードの設定変更ができます。
以上、Gogglesの機能を紹介しました。私はGogglesを買ったはいいものの公式サイトでも一体全体何があるのか、何ができて何ができないのかわからない状態でした。
そこで数日かけて殆どの機能を試してみて執筆したのが本記事になります。
これからGogglesを買おうとしているかた、買ったけどよくわからない方の参考になれば幸いです。