ドローンどんと来い!

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ドローンがサメからサーファーを救う!という動画のドローン解説

こんにちは!スカイアイジャパンの今井です。

こんな記事が紹介されていました。

headlines.yahoo.co.jp

サーファーの方に近づくサメを発見したライフセーバーの方が、ドローンのスピーカー機能を使い退避を促すという動画です。

大事に至らなくてよかったな、ということですが一応ここはドローン専門のブログですので使われたドローンの解説をしましょう。

使われた機体はDJI製のMavic2 EnterpriseかDual

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DJIのホームページより引用

Mavic2という機体をベースに更にエンタープライズ、つまり産業用途にステータスをふった機体というわけですね。大きな特徴として

  • モジュラーアクセサリー(スピーカー、ストロボ、ライト)の追加
  • 熱赤外線(サーモグラフィー)カメラの搭載
  • 保温機能のあるバッテリー
  • 光学2倍ズームカメラ

が挙げられます。今回の動画ではモジュラーアクセサリーの"スピーカー"が使われています。

また、熱赤外線カメラを搭載した上位機種もあってMavic2 EnterpriseDualと呼ばれています。"Dual"はカラー写真を撮影できる通常カメラと熱赤外線カメラの両方が搭載されているから"Dual"なんですね。

ちなみにお値段は両方ともEnterpriseなのでask...です。ご興味のある方はお店に問合せてみて下さい。

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DJIのホームページより引用

今回は機体の画像が少ししか映らないので断定はできませんが、おそらくMavic2 Enterprise"Zoom"の方ではないかなと思います。遭難者を発見しやすくするためにさらにお値段の高いDualを購入している可能性もありますが・・・。

Mavic2 Enterpriseのモジュラーアクセサリー

  • スピーカー
  • ストロボ
  • ライト

この3つが用途に応じて取付け、変更できます。このサーファーの方を助けたときはスピーカーが搭載されていたというわけですね。

スピーカーは100dbと大音量!!

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知人のMavic2 Enterprise

さて今回使われたスピーカー機能ですが、こんな形をしています。本体の頭の上についているんですね。

これは私のお仕事仲間の持ってるMavic2 Enterpriseの写真なんですが、すごかったです。

スピーカーの音量は100db(1m離れたところから)で、電車が通る時のガード下・自動車のクラクション、騒音のレベルは極めてうるさいとされています。

では実際どうなのかというと、耳をふさぐほどうるさいとまではいいませんが立派にスピーカーとして機能します。

100m離れたところから機体がこちらに対し反対方向を向いていてもスピーカーからの音声は聞こえました。

なので今回の動画の様に使うことはむしろ得意なところだよなぁと思ってしまいました。

どうやって使うのか

コントローラーの集音マイクを通じ、話したい内容を吹き込みます。するとデータが飛行中のドローンに転送されてスピーカーとして伝える、という仕組みです。

今回もライフセーバーの方が「サメだ!」というセリフを現場でコントローラーに吹き込んで、スピーカーから流したのではないかなと思います。

ちなみにドローンからの映像が無音なのは、ドローンのカメラは基本録音機能がないからです(プロペラの音で録音しても意味がない)。

 

今回の様にドローンが役立つとしうニュースを聞くとドローンを仕事とする身分としては嬉しくなりますね。