多治見市 虎渓山湿地にてドローンによる空撮調査を行いました!
こんにちは、スカイアイジャパンの今井です。
先日、湿地を保護するために環境整備を行ったので、空撮でどのように変化があったのか撮影して欲しいという調査依頼がありましたので撮影をしてきました。
まず、その時の写真がコチラ。
ご依頼主様からの話によると、湿地って基本的になくなっていくものだそうです。
なんらかの形で「乾燥に強い」植物が湿地に根付いて、そこを橋頭堡(きょうとうほ)としてその他の乾燥に植物がやってきてどんどん侵食していく・・・
なので本来生えていない乾燥に強い木々を伐採し、シデコブシと言う木が枯れてしまわないよう様子をみるということをしてみたそうです。
去年も秋に同じ方に依頼されて撮影には行っていたのですが、その時に比べるとたしかにさっぱりした様子。
去年の秋口に撮影した虎渓山湿地
木は地面の水を吸って蒸散させるので、多すぎると湿地の水分を取りすぎてしまうというのも問題だそうです。
今回の伐採で湿地を維持できればいいけど・・・
とのことでした。
ドローンの技術として
待機中のDJI Matrice M210
木々の間を縫うようにドローンを飛ばすのは結構至難の業です。このあたりはある程度想定していて「飛ばしにくいな」ぐらいにしか思いませんが、今回は木々が風で「凪ぐ」ということを体験しました。
木に囲まれていると風が吹いて「凪いだ」ときに、一気に飛行するための空間が減ったり増えたりしますし、機体が揺れるということも起こります。このあたりは一旦マニュアル化しないといけないな、と思いました。
また、写真撮影も一工夫ほしいなというところです。
というのも、森林の写真は全部いっしょに見えるからです。
これ、区別つきますか?こんな写真が何十枚もあると・・・
撮影するときは「ここで撮ってあっちで撮って」とやれるんですが家に帰って確認すると「これどっち向きで撮ったんだ?」というのがたくさんあります。
撮影時はランドマーク的なものを必ず置くか、ドローンを一定の方向に向かせて迷わない様にするか
なんらかのルールを決める必要がありそうです。
Phantom4専用オールインワンバックパック レビュー!
こんにちはスカイアイジャパンの今井です。
DJIのフラッグシップモデルのPhantom4シリーズ、いいですよね。
去年はPhantom4Proの色違いバージョンのObsidianも出て、盛り上がりを見せています。
そんなPhantom4シリーズですが、純正のケースは出来がいいだけに、このまま使いたいという人も多いのではないでしょうか。私も最初こそ純正の発泡スチロールのケースをえっちらおっちら運んでいましたが、次第にリュックがいいなあと思い購入に至りました。
今回はバックパックのレビューです。
amazonだとこちら。
お勧めな点
オープンした時の様子
純正の発泡スチロールケースがそのまま使える
→あまりお金をかけたくない人、純正ケースが気に入っている人には最適!
予備バッテリーが追加で四本入れられる
→純正は2本まで。本体に挿入しておくと3本
ipadなどが入れられるサイドポケットがある
→ipadをモニターとして使う人は是非欲しいところ
こんな感じです。
全体像からみて行きましょう。
- 純正ケース
- 上部スペース
- サブポケット
- サイドポケット(メッシュ)
- サイドポケット
こんな感じです。正直、思っていた以上にはモノは入りませんね。後述しますが、サイドポケットの使い勝手がイマイチ・・・?です。
比較用として新聞紙を置いてみました
立てるとこんな感じ。一般的なバックパックのサイズです。デザインが一昔前な感じがたまりません(笑)。素材がツルッとしてるからそう思うのかな・・・
バックパックには純正ケースを固定するものがない
この様に純正ケースをスポッと入れるだけですが、これが良いやら悪いやら。
バックパックのファスナーをきちんと閉じていないとケースがそのまま落下します。2回ほどファスナーを閉め忘れて純正ケースを落として結構な凹みをつくりました。大事にしていた分悲しかったです。
ファスナーを開いて、純正ケースについている金属ロックを開放することでPhantom4本体を取り出します。
片付けるときはバックパックから純正ケースを落とさないために、ファスナーから先に閉めてその後に金属のロックをすることをオススメします。
上部スペースは予備バッテリーが4本入るのですごくありがたい
バックパックの上部にバッテリーを入れるスペースがあります。3つある仕切りがマジックテープで固定されているだけなので、仕切りの間隔は好みのサイズに変えられます。なのでバッテリーだけでなく保護したいものを入れておくこともできます。
私は4本バッテリーを持っていますが純正ケースに2本、ここに2本入れて、残りのスペースはUSBケーブルを入れています。
バッテリーの様な精密機器をこんなところで保管するのは大丈夫かなーと思ったんですが、クッションが思いの外肉厚で弾力もあるので安心して保管しておくことができます。私は使い方が荒い方なので、これは助かります。
サブポケットにはipad miniが入る
ipad miniが入るぐらいの大きさです。私はここにマイクロSDカードと、ipad miniを入れています。ここのポケットはクッションなどは入っていないので、衝撃に気をつけておく必要があります。
ショルダーストラップはあと一歩
チェストベルト(ショルダーストラップが開かない様にするベルト)がないのが、少し残念です。これがあると肩からショルダーストラップがずり落ちる心配がないので改良して欲しいですね。ショルダーストラップは他社からも普通に売ってるので取り付けるのもいいかもしれません。
ウエストベルトは可もなく不可もなく
こっちは逆にあまり使わないのですが、それなりです(笑)
サイドポケットはもうひと工夫欲しい
ファスナーで縦長のポケット状になっています。
本家の写真ではプロペラを入れていますが、多分NGでしょう(笑)。流石にむき出しでプロペラをここに入れておく気にはなれません。
私はこのポケットのみ、使い道がなく遊んでしまっています。もしかしたら、プロペラを入れても大丈夫なのかもしれませんが・・・。曲げたプラスチック板や硬めのダンボールを入れてプロペラに圧力がかかったりして影響がでないようにしてみましたが、どうもうまくいきませんでした。
サイドポケット(メッシュ)には水筒とかが入る
メッシュポケットにはちょっとした小物が入れられます。私はグローブとコントローラー用のスリングベルト(吊り紐)を入れています。
ぶつける心配がないのがすごくいい
バックパック自体がやわらかいナイロン素材でできているので、ちょっとぶつけた程度では他のものを傷つける心配がないので安心です。それでいて必要十分な強度を持っているのでいいですね。
別のドローンとしてMatrice M210を所有していますが、こちらはハードケースなので車から出すときにぶつけてしまわないか結構気を使います。
不満点
おおむねこのバックパックで満足しているのですが、上部スペースが開いているのか、閉まっているのかわかりにくいというのはおっちょこちょいの私としては不満です。
床に寝かせた状態ですが、この状態で上部スペースが開いているか、閉じているかものすごくわかりずらいです。これ、開いてるか閉じているかわかりますか?
これ、実は開いてます。なのでキャリングハンドル(バックパック上部についたループ)を持ってバックパックを持ち上げると、開いてしまいそのままバッテリーが滑り落ちてしまうことがあります。
こんな感じ。
ここはなんとかして欲しいところですね。もちろん気をつけていればそれにこしたことはありませんが・・・
Molle対応のバックパックがあるといい
Molleとは米軍の装備の規格なんですが、簡単に言うと自分の好みの位置に好みのポーチを取り付けることができる規格です。
バッグの背面にスリットがあるのがわかると思いますが、そこに好みのポーチを取り付けることができます。画像の赤い矢印はmolle対応のポーチを増設したところです。
ドローンをはじめてみるとわかりますが、慣れてくるにつれて色んなものを追加で持って行きたくなります。人によってはデジカメかもしれません。
そんな時に、こういった好みのポーチを増設できると便利です。
ドローンの市場にこういったものを持ち込むところがあるかはわかりませんが、ぜひ実現して欲しいポイントです。
Phantom4Proに関する記事一覧
DJI Phantom4Proに関する記事です。
ちょっとした雑記から技術的なこと、ニュース、不具合の報告などいろいろです。
ニュース
・今は受注生産に絞ってる、とのこと。
・一部の機能を省いて安くしたモデル
・色違いだけど、かっこいいガンメタリックなPhantom4Pro。今は残念ながら生産終了
不具合報告
クリスタルスカイ付コントローラーが壊れた報告。
未だに人気のある記事
ファームウェアをアップデートしたら不具合がついてきたでござる
Phantom4Proに関連した道具のレビューとか
Amazonで5,000円ぐらいで購入した純正ケースを利用したリュック。思ったより使い勝手がよいです。
10,000円ぐらいする充電ハブ。実は一個一個充電するんですよね。
Phantom4Proに関する雑記
Phantom 4 PRO Obsidian 発売! 違いは色違いなだけ?実はこんなメリットが・・・
こんにちは!スカイアイジャパンの今井です。
Phantom4Proの色違いであるObsidian(黒曜石)が発売されましたね。ガンメタリックかと思えば「黒曜石色」なんですね。あんまりObsidianという単語が聞き慣れないので調べてしまいました。
さてさてPhnatom4 Pro Obsidianを見た時最初はなーんだただの色違いか・・・
Phantom4Pro Obsidianモデル
と思いましたが、よくよく考えると結構これって大きな利点なんですよね。私が今もし、白とObsidianのどちらかを選べるとしたら実用的な理由でObsidianを選びます。
さてこの記事では、実際にPhantom4Pro(白)を使っている私がどうして色違いのObsidianがいいのか、その点を紹介していこうと思います。
視認性が高い
いきなりの結論ですが、黒やそれに近い色は昼間の空の色と紛れにくいので視認性がぐんと上がります。
Phantom4シリーズは大きさ的にはランドセルぐらいです。その大きさのものが飛ぶわけですから、大丈夫だろうと思うじゃないですか。
ところがどっこい見えません(笑)。
慣れている私でも一瞬目を離したスキに「あれ、確かあのへんに・・・」という感じになります。
これはPhantom4Proからの距離・高さが30mぐらいのところでスマホで撮影したものです。一瞬「あれ、どこだ?」って思いませんか?
これが色んなところへ縦横無尽に飛び回るわけですから、目視していても見失ってしまうということはよくあります。
それに対し、黒色などは空の色とは違うのでけっこう目立ちます。
これはMatriceM210(黒色)を夕暮れ時に撮影したものですが、明らかに空から浮き上がってみえます。*1
このように、白色って思っている以上に空に溶け込んじゃうんですよね。なのでこのObsidianモデルというのは個人的にはイチオシな感じです。
黒色の印象があまりよくない?
じゃあ黒が一番目立つのなら黒でいいじゃん、という話ですがどうも黒色のドローンって印象がよくない(?)様です。なのでObsidianがすごくいい、という話なんです。
ドローンが一躍有名になったのは
- 首相官邸で墜落した
これが挙げられます。あれは改造されたPhantom2だったのですがこの時「黒塗りのドローン」という報道がされていたので、「黒塗り=目立たない=よからぬことを考えている」なーんて印象ができた様に思います。
でも、前述のとおり操縦する側からするとドローンに関しては黒塗り=目立たない、ではなかったりするんですよね。
むしろ黒塗りの方が視認性が高いので安全だったり・・・そして何よりちょっと高級感がある(笑)。
というわけで、黒塗りではないけれど視認性が白より高い「Obsidian」モデル、Phantom4Proの購入を考えられている方は是非参考にしてみて下さい!
*1:逆光とかサイズ的な話は別として
DJI M200 Matriceシリーズ M210不具合により本体まるごと交換へ
こんにちはスカイアイジャパンの今井です!
スカイアイジャパンの目玉でもあるM210Matriceですが度重なる不具合によりDJIに修理に出しました。
あぁ〜こんな形で不具合って出るんだ・・・
と毎回自分の予想を裏切る形で問題が発生するのでホントわからんもんだなぁと思います。
さて、初期不良なのになんでこっちが送料出してM210をおくんなきゃいかんのだ、とか思うことはありましたが(笑)備忘録として、またM200シリーズを購入しようとされている方の参考になるだろうと思い掲載します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
DJIに提出した一式ですが以下の通りです。
本体
- M210本体
- Cendenceコントローラー
- Crystalskyモニター
- その他パーツ一式
カメラ(ジンバル)
- X4S
- XT(熱赤外写真)
写真以外にもカメラも一式全部送ったので手持ち無沙汰なこと(笑)。さてどんな不具合が発生したかですが・・・
まとめてみると
- M210本体
- Cendenceコントローラー
- X4S
この3つに問題があったようです。
M210Matrice本体の不具合
XTカメラに揺れが発生する
最後は大きく揺れていますが、大半は最初の様な揺れです
M210本体を左右に回転させるとこの動画の様な揺れが必ず発生します。XTカメラ自体をパン(左右に動かす)する場合、この揺れは発生しません。
XTカメラとX4Sカメラの同時撮影ができない
5枚撮影すると、何枚かXTは撮影できていない
M210の特徴に2台同時撮影、というものがあります。しかしそれができなかった。というかできるんですが、ランダムでXTの方の写真が撮影されていないんですよ。
大体、10%ほどXTの写真の方が少ない。40枚撮ったら、4枚ほどXTの写真がないんですよね。
画面に表示される残りの撮影可能枚数がきちんと減ったかを見れば撮影できたかどうかわかります。が、これが結構めんどくさいし忘れがちです。
不規則で発生するのであとからカラー画像と比較しなければいけないので本当に難儀しました。
私の場合、森の中での撮影が多いので似たような写真になることが多く、このカラー画像はこの熱赤外線の写真・・・いや、違うな・・・
と無駄に時間を費やしていました。
XTカメラが撮影されていないことがある
サムネイル表示されている状態をスクリーンショットしたものですが、サムネイルが途中から真っ黒になっていることがわかりますか?
この現象は滅多に発生しませんが、なんらかの条件が揃うと起こるようです。撮影場所まで行ってM210を組み立てて撮影し、帰ってきて確認するとただの真っ黒な画像・・・
しかもその真っ黒な画像ですら同時撮影できていないみたいでカラー画像に比べると真っ黒な画像の枚数が少ないという二重苦です。
50回以上にわたるフライトで2度ほど発生しましたが、ランダムで発生するので原因がわからず仕事中に発生。泣きそうになりました。
撮影中、残りの撮影可能枚数はきちんと減っていくので更に厄介です。フライト中は確認のしようがありません。
これらは一見XTの問題のようですが、実際はそれをコントロールするM210の問題だったようで本体まるごと交換となりました。
Cendenceコントローラーの不具合
突然、Cendenceの電源が切れてしまいM210のコントロールが出来なくなることが何度かありました。M210からの映像が静止し(通信が途絶えた)、機体が上昇しはじめた(ホームポイントへの帰還)ので慌ててコントローラーを触ってみましたがうんともすんともせず。よくみたらCendenceの電源が切れていました。
そのほとんどは運良くフライト中ではなく、点検作業中に起こりましたが突然音もなく電源が切れてしまうのでびっくりします。
特に安全面に関わるものなので終始不安と戦いながら操縦していました。
このCendenceも本体の交換となりました
X4S
写真がボケる。これX4Sで撮影した写真でどこかがボケてるんですがわかりますか?
よーく見ると左端はピントがあってるのに右側はボケています。
うまくフォーカスを合わせれてないじゃないの?と思われるかもしれませんが、何度中央にフォーカスを合わせても左画はピントが合うのに右側はピントがあわない。
これもちゃんとした不具合(笑)だったようでこちらも本体の交換となりました。
他にも不具合はあるんですが、数え上げるとキリがないので・・・(笑)。
まとめ
今回の数々の不具合は何度か症状として発生していて、ファームウェアのアップデートで直らないものばかりでした。
仕事で不具合が発生するのも困りモノですが、この中で最も厄介なのはCendenceの突然の電源が落ちることでしょう。
これは安全面に直接関わることですので。
M200シリーズはDJIの最高級モデルで、満を持して発表されたわけですがそれでもやはりDJIらしく不具合が一杯・・・
購入を検討されている方、購入された方はまず一度私がここに書いたことは確認してみて下さい。通常DJIは購入後10日間までなら無償修理・交換をする、と言っていますが場合によっては購入先のショップさんにまず一報いれておけば10日以上たっても無償修理・交換は受けられることがあります。
実際、私もそうでした。
なので、購入後出来る限り早くテストフライトを行い何か不具合がないか確認しましょう。少しでもおかしいな?と思ったらまずはショップさんに連絡しておけばまずは一安心だと思います。
【決定版】Phantom4 Proシリーズ ファームウェアアップデートのやり方と注意点
こんにちは、スカイアイジャパンの今井です!!
突然ですが当ブログの一番の人気記事はこれ。
やっぱり需要あるんですね。このアップデートのバージョンは既に古いものですが、Phantom4シリーズのアップデートの方法に関しては現在も通じるものがあります。
そこで今回の記事では、Phantom4Proシリーズファームウェアアップデートに関する方法やそこから起こりうるトラブル、こうした方がいいよ、といった転ばぬ先の杖的な知識をお伝えします。
ファームウェアアップデートの方法
Phantom4シリーズのファームウェアアップデートの対象は
- 本体
- コントローラー
この2つがあり、若干方法が異なります。
本体
Phantom4シリーズ本体のファームウェアアップデートはDJI Assistant2を使います。
使っているPC(win/Mac両方あり)に公式サイトからDJI Assistant2をダウンロードし、本体とPCを接続すればファームウェアのアップデートを開始できます。
DJI Assistant2のダウンロードはこちら
コントローラー
- wifi
- マイクロSD
1.大事な撮影が近日中にある時はアップデートしない
これは何回もPhantomを飛ばしてきて学んだ私の素直な感想です(笑)
数日以内に撮影したいのなら、アップデートしないのが懸命です。
というのもアップデートする度に何かしら別の不具合を入れてくるのがDJI流。私が記憶にある中でも
- アルバムを開くと画面が強制的にシャットダウン
- 録画をはじめると画面が強制的にシャットダウン
- ドローンからの映像が送られてこない・乱れまくる
が挙げられます。強制シャットダウン多すぎ。最新ファームウェアにしたら画面が強制的にシャットダウンした時はメチャクチャ焦った記憶があるのでまず、大切な撮影がある前日などにアップデートするのはやめましょう。
2.アップデートしないのなら、前日に一度必ず飛ばす
少なくとも、2,3日前には一度飛ばしてドローンの状態を確認してあげて下さい。今まで見たことがない警告が出てきて飛ばせないことがあります。
最近の話ですが、定期的に撮影の予定が入っていてファームウェアのアップデートをしたくなかったので一ヶ月ほどアップデートを怠っていました。
その状態で撮影日の4日前に一度飛ばして不具合がないことを確認し、当日飛ばそうとしたら飛びませんでした。
飛ばそうとすると、
中国でのあなたの電話番号を入れろ
というメッセージが出てきて他の画面へいけず、にっちもさっちもいかなくなって一度自宅に戻ってアップデートをしないといけない状況になりました。
これは一ヶ月以上ファームウェアのアップデートを更新しなかったために出てきた不具合?の様で、ファームウェアをアップデートしたらその後「中国での電話番号」などという存在しないものも聞かれること無く、普通に飛ばせました。
DJIはもしかしたらオフラインであっても起動する時限爆弾的なファームウェアを入れているのかもしれません。
3.アップデートとしたら一通りのプロセスはやってみる
いつかはしないといけないファームウェアのアップデート。したら一連の動作確認はしておきましょう。
- フライト
- 撮影(動画・静止画ともに)
- 機体セッティング・カメラセッティングの確認
- 撮影データの確認
細かく言うと色々ありますが、大まかにはこんな感じです。一通り飛ばせたら、OKということにしておきましょう。
アップデートの方法
最後にアップデートの方法を紹介します。
- Proコントローラー
- ProPlusコントローラー
本体のファームウェアアップデートは同じですが、ProとProPlusコントローラーのファームウェアアップデートの方法は異なります。
本体のファームウェアアップデート
DJI Assistant2を使い、有線でアップデートを行います。この時、DJI Assistant2が最新のバージョンであることを確認して下さい。最近ですと、10月25日にこっそりバージョンをアップしています。
コントローラーのアップデート
1.Proのコントローラーの場合
使っているタブレットにある「DJI Go4」アプリをアップデートすればOKです。
2.Pro Plusコントローラーの場合
wifiを使う
wifiによるアップデートが一番簡単です。設定画面から行います。
ただし、ProPlusの場合電源を入れると本体からPhantomと交信するための電波が出るためwifiと干渉し受信できないことがあります。その場合はmicroSDを使います。
microSDを使う
下記のページへ行き、
ファームウェア
Phantom 4 Pro+ 送信機ファームウェア
この項目からダウンロードしたzipファイルをmicroSDにコピー、コントローラーに挿し、system setting>ファームウェアのアップデート>画面右上>ローカルアップデート
以上です。
DJI「Cendence」自分流にカスタマイズできる多機能コントローラー!
こんにちは、スカイアイジャパンの今井です!
今回はDJIがリリースする、多機能コントローラー「Cendence」のレビュー記事です。
Cendenceコントローラーの読みですが「センデンス」です。Transcendence"超越"という単語から来ている造語と思われます。詳しい使い方は後日別記事でアップしますので、詳細が知りたい!という方はそちらを参考にしてみて下さい。
ここにCendenceの詳細記事のURLが載る予定でございます
特徴
Cendenceコントローラー+Crystalskyモニター
- 機体情報とカメラ情報を表示する小型モニター
- 自分流にカスタマイズできる割り当てボタン
- 外部バッテリー
- 付け替え可能なアンテナ
- 設定の個別登録
- USBやHDMIなどの複数出力ポート
- 重い
が挙げられます。
これから先DJIから色んな機能やオプションパーツがリリースされた時に追加・対応できるよう将来のことを見据えた設計になっています。
使用感
使い始めて2ヶ月ほど経ちましたが、違和感なく使えています。まずそこが重要ですよね。
Phantom・Inspireシリーズのコントローラーに使い慣れている方なら、基本操作に関しては問題なくCendenceへ移行できると思います。
こういうコントローラーです
重さは2kgもある
Crystalskyモニターこみの重さですが、持ち続けるのはしんどいです。
私はそれなりに筋力があるタイプの人間なんですが、それでも30分も飛ばすとしんどいなー
と感じます。人によっては20分ほど持っていると手首が疲れてしまうかもしれません。女性向きでないのは確実です。スリング(肩がけヒモ)は必須になります。
新しく追加された20以上の物理ボタンとダイヤルはあんまり使いみちがない
20個以上あるボタン類もなくてもそこそこやっていけます。
といっては身も蓋もないのですが(笑)。Phnatom4Pro Plusのコントローラーを手にした時は「思ったより操作系ボタン少ないな」と思ったものですが、逆に言うとあれで十分だとも言えます。
マニュアルフォーカスは使わずAutoしか使わない、それで事足りるという方も多いと思いますが、そういう方だとCendenceの利点はあまり感じられないかもしれません。まさに私のことなんですが。
大きく変わった点といえば録画ボタンが右側へ配置換えされているので*1ここだけ少し戸惑うかも?
外見 はゴツくて男らしい
まずはさっと外見のチェックをしていきましょう。
パッと見あからさまにちょっと他のコントローラーと違いますよ感がでています。そこがまたいいんですよね。男心をくすぐります。色も黒いし。
やはり小型モニターが目を引きますねぇ。
前面 だけでボタンは14個!
メインとなる前面には目移りしてしまうほど色んなものが配置されています。各ボタンの意味や使い方は別のページで書きますが、主にカメラの挙動を制御するものが大半です。
背面は4つのボタン
Cendence背面
C1~C4まで番号が割り振られています。
左右の側面はダイヤルレバー
右側側面
今までコントローラーの側面に何か機能があることはなかったので新鮮ですね。
左右にダイヤルレバーが1つずつ、 ついています。出っ張りの部分に指を引っ掛けて前後に動します。ちなみに現時点(2017年11月10日)で割当できる機能はありません(笑)
出力端子は5つ。HDMIとUSBをメインで使う
頭部(?)です。色々な出力端子がついています。
また、モニターを取り付けるためのアダプターにはUSB TypeCと呼ばれる新型のUSBがついています。余談ですが新型のMacBookなどはすでにUSB TypeC対応となっていますね。
TypeCでモニターを固定するのではなく、後ろに極太の固定用金具があってこれをCrystalSkyモニターのメス側に差し込むことで固定します。
バッテリーの持ちは100分程度
正確に測ってはいませんが、従来のコントローラーよりははるかにバッテリーの消費は激しいです。イメージ的には1分につき1%減る感じです。なので100分のフライトでバッテリーはゼロですね。
小型モニター
ここには接続されているドローンの機体情報と、Cendenceコントローラーの情報が表示されます。タッチパネルではなく、表示内容の変更もできません。融通きかねぇな
ドローン本体とCendenceコントローラーのバッテリー状況、機体の高度などが表示されます。
これらの情報は特にドローン操作上でも重要なものになるのですが、モニターにも表示されるので二重に表示する必要なのか?というのが個人的な意見です。どちらかの表示を消して別の情報が表示されるとかそういう機能があると嬉しいかなと。
パッと見てわかりにくいのは
- コントローラー操縦モード
- 操縦士のステータス
でしょうか。
今回はCendenceコントローラーの全体的なイメージを掴んでいただくためにこの様な形で紹介しました。
更に詳しく知りたい方は、下記のブログ記事を参考にしてみてください。
*1:今までは左側でした